リドリー～退任警部補の事件簿の配信視聴方法

農場主ジェシーが夜の森で射殺された。捜査班を率いるキャロル・ファーマンは、近隣トラブルが原因と考え、捜査を開始。そんな中キャロルは、ジェシーが14年前の女児誘拐事件の容疑者だと知り、当時捜査にあたった元刑事リドリーに協力を仰ぐ。リドリーはジェシーが誘拐犯だと確信していたが、警察内で意見が分かれ結局は別の人物が逮捕され不起訴になり事件は未解決だった。リドリーは誘拐事件を解決したい一心で、捜査に加わる。

農場主ジェシーの殺人事件と14年前の女児誘拐事件の捜査を並行して進めるキャロルとリドリー。ジェシーが誘拐に関わっている可能性が高まり、農場の家宅捜索に。すると誘拐現場で目撃された車と、ジェシー殺害の凶器の銃が出てきた。銃を所持していたローナを殺人の容疑者として取り調べると、ジェシーと２人で女児の遺体を森に埋めたと供述。森を調べると白骨遺体が発見された。ここから２つの事件は、思わぬ展開を見せる。

ハリー・グレイリッシュが経営する風力発電所のタービンの下で、身元不明の女性の遺体が発見された。現場に落ちていた従業員証からホテルの客室係ガブリエラ・バルドーニと判明するが、その名前は偽名であり本当の身元が分からず、捜査が難航する。交際相手がいたという情報だけを頼りに捜査を進める中、ガブリエラの通話履歴から、失踪した日に彼女がハリーに３度も電話をかけていたことが分かり、ハリーを署に連行するが…。

遺体の身元が分からないため、リドリーはキットの力を借りることにした。一方でハリーが被害者のガブリエラと浮気していたことが発覚し、ハリーの家から彼女の携帯と血痕が見つかる。ハリーの妻の証言から彼のアリバイも崩れるが、尋問でのハリーの言動からは彼が犯人であるとは確信できない。ハリーを疑いつつ、リドリーは自身の妻と娘を殺したフラナリーの元へ行き、彼との会話から今回の事件の犯人像を導き出そうとする。

リドリーはジャズ歌手イブの30年以上前に姿を消した弟、ルークを捜すことに。ルークの知り合いジュリーを見つけたが、会う約束の日、彼女は遺体で発見された。捜査を進めると、ジュリーが過去に地元の名士の息子とつきあい、数日前に彼の父親から別荘を相続したと分かる。一方リドリーの元に、２か月前にルークを見たという情報が。その町を訪れたリドリーは、誰かがルークの死を隠すため偽情報を流したとの疑いを抱く。

レイのラジオ番組にルークを名乗る人物から脅迫電話があり、レイは自宅で首をつった。電話をかけたのは、ルークを最後に見たダンカンで、レイとジュリーが昔、連続児童虐待に関与していたと話す。その頃、警察の資料室からルーク捜索のファイルが見つかり、虐待はジュリアン・バーナムという大物が行い、隠蔽されていたと判明。リドリーたちがダンカンを問い詰め、ジュリーが相続した家からルークとおぼしき白骨遺体を発見する。

臨床心理士のパトリック・エリオットが10階の自宅から転落死した。リドリーは彼の患者の１人であるキャルに疑いの目を向けるが、彼はマイケル・フラナリーの弟だった。リドリーがキャルに対して特別な感情を抱いていると感じたキャロルは不安を抱き、彼を捜査から外す。尋問を受けたキャルはリドリーが自分を陥れたと反論するが、彼を疑い続けるリドリーは証拠をつかむために、事件現場から無断で証拠品を持ち出す…。

診療の録音データからケイトとエラを殺したのはマイケルではなくキャルだと判明。しかしリドリーが証拠を持って警察に行った時には、すでにキャルは釈放されていた。兄の復讐を果たそうとするキャルは、リドリーの家を訪ねてジャックと遭遇する。帰宅したリドリーはジャックを逃がすが、キャルともみあいになり負傷。キャルは家を包囲していた警察に射殺された。全てが解決し、リドリーはアニーとボートに乗って前に歩み始める。

宝石店で３人組による強盗事件が発生。バイクで逃走した犯人の１人ライアンを警察が逮捕した。だが彼は翌日釈放されるとすぐに、ひき逃げにより殺される。連続して起こる一連の強盗事件を犯罪組織が企てていると考える警察は、ライアンは口封じのため仲間に殺されたと推理。彼らが住む小さな町に、リドリーを通じて若い潜入捜査官を送り込む。一方、ライアンの恋人に話を聞いたキャロルたちは、彼女が何かを隠していると感じる。

ターシャが容疑者リアムと深い仲ではないかと疑うキャロルは、彼女を任務から外そうとする。だがターシャに娘の姿を重ねるリドリーは、一連の盗難事件の首謀者を逮捕するためには、任務を続けさせるべきだとキャロルを止める。任務に戻ったターシャから、翌朝リドリーの携帯に盗品受け渡しの場所と時間の連絡が入る。その後連絡の途絶えたターシャの身をリドリーが案じている頃、彼女はリアムの車の中で、窮地に陥っていた。

木の空洞から数年前に失踪したキャシー・ハダリーの遺体が見つかった。当時、彼女の捜索を担当したのは、リドリーに対してわだかまりを持つジーン・ディクソンだった。キャシーの娘のサムが何かを隠している様子だったため、リドリーは過去の捜査で彼女と親しくなっていたジーンに捜査の協力を依頼する。最初は拒否していたジーンだったが、過去の事件に決着をつけるため同居中のパートナーに秘密で捜査に加わることになる。

キャシー殺人事件の犯人を追う中、捜査に協力するジーンの同居人のロスが殺害される。キャシーを殺した犯人が捜査を妨害するためにジーンの命を狙ったと思われることから、リドリーたちは２つの事件を関連づけ同一犯の可能性を疑う。そして手がかりとなるピアスをキャシーの夫のデヴィッドが隠し持っていたことにより彼が犯人だと結論づけそうになるが、リドリーは仕組まれているように捜査が誘導されていることに気づき…。

不動産開発会社の若手重役オリバーが、胸を撃たれた遺体で見つかる。現場は彼の会社が開発中の建物で、前夜に若者たちが無許可で音楽イベントを開いており、違法薬物も見つかった。オリバーは自分の婚約パーティーの最中に、何者かからの電話を受け、現場に向かっていた。当初はイベントを止める目的と思われたが、検視によりオリバーが薬物依存症であることが判明。違法薬物が事件に関係している可能性が高まり…。

薬物の密売人マットがオリバーを殺害したと考えるリドリーたちだが、決定的証拠がつかめない。そんななか、オリバーと兄ルイスがアミーリアをめぐり対立していたことが分かり、ルイスにも疑いの目が向く。オリバーは婚約者がいながら、別の女性ともつきあっていた。その相手のために買った指輪の領収書を見たリドリーは、相手が誰かを見破る。その頃、現場から消えた凶器の銃が、リドリーのボートから見つかり…。

ある村の若い母親、タラ・ダニングが行方不明になった。小さい平穏な集落で事件が起きたことから村人たちが騒ぎ出したため、すぐに事件として捜査を開始することに。タラの車が荒涼とした岩場で発見され血痕が残されていたことから、何者かに襲われた可能性が高まり、性的暴行の前科がある村人のジェイソンに疑いの目が向けられる。そしてジェイソンがタラをつけ回していたと警察に警告したセリアが遺体となって発見され…。

行方不明になっていたタラが運河沿いを歩いているところを釣り人に発見された。彼女は不倫相手で母親の精神科医でもあるヴィクラムに鎮静剤を打たれて監禁されていたと供述する。そして２人の不倫関係を知っていたセリアも彼に殺された可能性が高まり、リドリーたちはヴィクラムを連行して問い詰めるが、彼は犯行を否認する。証拠がそろわないことから直感的に違和感を覚えたリドリーは再びセリアの家を捜索し、ある薬を見つけ…。