死亡記事担当エルビーラの殺人予測ノートの配信視聴方法

エルビーラは生まれ育った人口5000人のアイルランドの小さな町で暮らしている。子供の頃から死と創作に興味を持っていた彼女は、地元紙で死亡記事の執筆担当者になるが、業績低下による契約見直しで、一記事ごとに報酬をもらう立場となる。そこでエルビーラは余命の短い住民を探してあらかじめ死亡記事を書いておくことを思いつく。しかしガンを患う高齢男性サンディの記事を書くも、一向に亡くなる気配がなく…。

エルビーラのもとへ、匿名の読者から手紙が届く。自分の文章をけなされて納得のいかないエルビーラは、手紙の筆跡を頼りに差出人を捜し出そうとする。エルビーラの父親は郵便局へ失業給付を受け取りに行くが、窓口の女性からやる気を出せと説教される。そんな中、５年前の未解決殺人事件を調べるエマソンは、エルビーラの父親の暴飲が事件後に始まったことを本人に指摘し事情を探ろうとするが…。

エルビーラのもとにサンディが崖から落ちるところを見ていたという10代の少年デニスが現れ、秘密を守る代わりにある頼み事を引き受けるよう脅迫する。エルビーラはエマソンに、５年前の殺人事件の被害者マリアがキルレイブン・クロニクルで死亡記事を書いていたことを教える。エマソンは、死を控えるクライブに頼まれマリアの夫に会いに行くが、事件の当夜、マロリーがマリアのバッグを盗んで逃げたことを知らされる。

次の獲物を探すエルビーラは、酒酔い運転で親子をひき殺したジョージが出所していることを知る。エルビーラにはジョージが更生したとは思えないが、本当に殺すに値するか確かめるため彼を見張ることにする。エマソンのパソコンをのぞき見したマロリーは、エルビーラとエマソンが気軽にメッセージを送り合うほど打ち解けていることを知り、気に病む。エマソンはエルビーラの協力を得て、編集長からマリアの話を聞き出そうとする。

シルベスターの妻は、亡夫はてんかんの発作で死んだ夜に、愛人と密会する予定だったのではないかと疑い、その調査を警察官のローズに依頼する。過去にマロリーに受けた仕打ちを思い出したエルビーラは、親友を殺そうと考えるがふんぎりがつかない。編集長は森の近くの家からガチョウが消えた事件について長文記事を書くようエマソンに命じ、エマソンがマリア事件の調査から遠ざかっている間、クライブの残した資料を読みあさる。

エルビーラは５年前にマリアが殺された夜の出来事を父ウォードから教わり、ショックを受ける。彼女は疑いの目をそらすためにエマソンを呼び出し、事件当日のウォードのアリバイを証言する。酒を飲みいい雰囲気になった２人は、そのままエマソンの部屋へ。クライブの資料をあさった編集長は、シルベスターの死に不審な点を見つけ、警察に報告する。家を追い出されたマロリーは現金を稼ぐため、ドラッグの売人から仕事を引き受ける。