シェパード警部ブロークンウッドの事件簿の配信視聴方法

2014年にニュージーランドから世界へとその波紋を広げ、アメリカ、フランス、オーストラリアをはじめとする数々の国で人気を博している、話題のミステリーシリーズ。「ニュージーランドのバーナビー警部」と称えられ、エドガー賞を含む世界中の数々の賞を受賞してきたこの作品は、多くのファンを魅了し続けています。

ニュージーランドを舞台に2014年に誕生してからというもの、アメリカ、フランス、デンマーク、イタリア、オーストラリア、韓国など、世界各国で愛されているこのシリーズは、国際的な賞を含む多くの賞に輝いています。ニューヨークフェスティバル TV＆フィルムアワードやディテクティブ・フェスト（ロシア）、ソウルドラマアワード、2022年のエドガー賞など、国内外問わずその名声を高めているのです。

ブロークンウッドという町は、表面上は静かで平穏そのもの。しかし、その背後には隠された秘密や裏切り、敵意、そして殺人が潜んでいるのです。マイク・シェパードがある事件の解決のためにこの町に来た際、彼は事件が解決した後もこの地に留まることを選びます。古い車とカントリーミュージックへの愛情、そしてカセットテープで音楽を聞くという趣味を持ち、多くの元妻を持つ彼は、「被害者の80％が加害者を知っている」という独自の理論を持っており、捜査を始める際には遺体に話しかけることを常とする、型破りな刑事です。地元の刑事クリスティンと組み、この平和な見せかけの町で起こる謎多き殺人事件の捜査にあたっています。

ブロークンウッドという小さな町の川で人の遺体が浮かんでいるのが見つかり、これを受けて犯罪捜査部の刑事マイク・シェパードが捜査に向かう。被害者のネイトは10年前に妻をひき逃げ事故で失っており、この新たな事件と過去の事件とのつながりが徐々に明らかにされていく。地元の刑事であるクリスティンは、マイクが一匹狼的な行動を取り、自分に雑務を任せることに不満を抱いていた。しかし、捜査が深まるにつれ、二人はお互いの能力を認め合い、次第に関係が改善されていく。

毎年開催されるワイン品評会の最中に殺人事件が発生し、その審査員長を務めていたワイン評論家のポールの遺体が、あるワイン醸造所の発酵槽内で見つかる。事件の主な容疑者として、その醸造所で働く熟練の醸造家アマンダが疑われることになる。アマンダは品評会の結果に不満を持ち、審査の誤りを疑い、事件の夜にポールを醸造所に呼び出し、彼と激しく口論を交わしていた。刑事マイクは、ワイン業界の背景に隠された真実を探りながら、複雑に絡み合う殺人事件の謎を解明していく。

ある農業地帯にあるゴルフ場で殺人事件が発生し、被害者はその地域の大地主でゴルフ場の委員会メンバーでもあるアリソン・ストーンであった。彼女の死体を発見したのは、委員会のメンバーであるニール、ダグ、ウォルター、ロジャーの4人。刑事マイクは彼らに疑いを持ちつつも、アリソンが地元で広く嫌われていたことを知り、彼女に恨みを持つ人々が多数存在していたことを把握する。アリソンの死に関わるゴルフ場での複雑な人間関係や感情のもつれを解きほぐしながら、マイクは事件の真相へと近づいていく。

峡谷で鹿狩りを楽しんでいた青年が、友人たちと共にいる最中にライフルで頭を撃ち抜かれるという悲劇が発生した。初見では、友人の一人が誤って発射した流れ弾が原因の不幸な事故と思われたが、驚くべきことに、被害者は自分の銃で発射された弾によって亡くなっていた。自殺や銃の暴発の可能性も考えられるが、そのいずれも説明がつかない不審な点が多い。さらに、被害者の過去には因縁の存在も明らかになり、事件の背後には何か他の動機があるのではないかと疑問が湧く。事故、自殺、他殺の線で捜査が進む中、刑事のマイク、クリスティン、ブリーンがこの複雑で難解な事件の解明に挑む。

ブリーンのラグビーチームのコーチ、アーニーがゴールポストに裸で縛られた状態で遺体で発見されるという衝撃的な事件が起きた。アーニーの死因は窒息死で、彼の喉には女性の下着が詰め込まれていた。この異常な状況を解明しようと、マイクは下着に刺繍された“G・G”の手がかりから関係者を調査するが、該当する女性は見つからず、捜査は行き詰まる。同時に、アーニーが殺害されたのと同じ時刻に若い女性の遺体も発見され、当初は2つの事件に関連がないと思われたが、捜査が進むにつれてそれが誤りであることが明らかになる。

アマチュア劇団が上演中の『ハムレット』で、一人の役者が舞台上で突然倒れて死亡する事件が発生した。最初は喘息の発作と疑われたが、遺体の口元から異臭を感じ取ったマイクは、これが毒殺であると直感する。捜査を進めると、舞台の小道具である血糊から毒物が検出され、小道具を担当していたグレイが容疑者として浮上するも、決定的な証拠は見つからない。事件の解決が困難であるにもかかわらず、演出を兼ねる俳優のレイフは公演の続行を決定する。その決定の最中のリハーサルで、さらなる事件が発生する。

浜辺でエビ漁用のカゴが見つかり、中から人間の手が切断されて発見される事件が発生した。カゴを発見したジャレッドは、エビ漁を営むキーリー家の一員であり、彼らの一人であるデスが過去にボート事故で亡くなっていることから、彼はこれを悪魔の仕業だと主張する。その後、手のない遺体が近くのムール貝の養殖場で発見され、死亡したのが漁業局の監査官ブライス・フェイヒーであることが判明する。ブライスはその厳格な規制で多くの漁師たちから恨まれており、彼の死は漁業を巡る深い争いの結果なのかもしれない。しかし、それだけが理由かどうかはまだ不明である。

アメリカ進出を控えた人気カントリーバンドのリードボーカル、ホリー・コリンズが怪しい状況で死亡する。彼女はバスタブで感電死しており、バスルームの鏡には口紅で書かれた不気味なメッセージが残されていた。ホリーの熱狂的なファンである刑事マイクは、このショッキングなニュースに打ちのめされながらも、捜査を開始する。しかし、自由奔放で予測不可能なミュージシャンたちを相手にする中で、ブロークンウッド署のスタッフは困難に直面する。最終的に、他のホリーファンの助けを得て、バンド内の愛憎関係や隠されたゴシップを明らかにしていく。

レイとその妻デビーは、映画の撮影地を巡るツアーを開催し、その人気を博していたパブの経営者である。しかし、デビーが森で死亡しているのが発見され、その体内からは大量のクモ毒が検出されたことから、彼女の死は殺人と判断される。捜査の中で、疑われる人物は数人いた。夫のレイ、クモの毒を保有していることで知られるクモ学者のチャンドラ、そしてデビーの行動により損害を受けたというツアー業者のランスとニコル。捜査が進むにつれてツアーの詳細が明らかになり、最終的に犯人とその思わぬ動機が明らかになる。

詩人デクラン・オグラディの葬儀が終わり、彼の棺を積んだ霊柩車が出発すると、突然扉が開き棺が落下する事故が発生した。驚くべきことに、棺から現れたのはデクランではなく、胸に刺し傷があるアジア系女性の遺体だった。この混乱の中、ブリーンは女性の身元特定に奔走する。一方、マイクとクリスティンは行方不明となったデクランの遺体を追うことになる。捜査の鍵を握るのは遺体を搬入した葬儀業者ビューグルと葬儀の参列者たち。二つの死に隠された欺瞞と策略を解き明かしていく。

クラシックカーのイベントが開催されて町が盛り上がる中、ある自動車整備工場で身元不明の遺体が発見される。続いて翌日、その工場を経営するチャーリーが彼の愛車のそばでガソリンの管を口に含んだ状態で死亡しているのが見つかる。これら二つの事件がどう関連しているのか、マイクと彼のチームは事故と事件の双方から捜査を進める。捜査が深まるにつれて、外から見れば成功しているように見えたチャーリーがギャンブル依存症で多額の借金を抱えていたという事実が浮かび上がる。

クリスマスパレードの夜、町長がサンタの衣装を着たまま自宅で死亡しているのが見つかった。発見者は彼の一人娘ヘイリーである。町長の死因は首への刺傷で、現場にはシャンパン、食べかけのパイ、そして煙の匂いが残されていた。間近に迫った町長選挙との関連を疑い、マイクたちは対立候補者の調査を進める。その過程で意外にもジャレッドが第一容疑者として名前が挙がるが、ジャレッド自身も町で倒れた状態で発見されるという予期せぬ展開に…。

本日はマイクの誕生日で、みんなでピクニックを楽しんでいた最中に、空からスカイダイビングをしていた男性が落下してきた。急いで近づいたものの、男性は既に地面への衝突で亡くなっていた。近くで見てみると、その男性はクリスティンの以前の恋人、アンドレであることが判明した。彼と一緒にスカイダイビングをしていた家族や婚約者は数分後に無事に着地したが、アンドレのパラシュートだけが開かずに落下したのだった。最初はただの不運な事故と思われたが、パラシュートのワイヤーが切断されていたことが発見されたことで…。

1861年の時代を模した村を運営していたチャリティー組織の責任者が、矢で射抜かれて命を落とした事件が発生。マイクたちは、まるで時代を遡ったかのようなその村での捜査を開始し、鍛冶屋、牧師、郵便局の局長、そして故人の妹でありアーチェリーの達人であるデブラへと疑念を広げていく。捜査を深めるうちに、7年前にチャリティーの夫が失踪した事件との繋がりが明らかになってきた。その過程で、マイクは足を怪我してしまい、捜査を進めることができなくなる。そのため、シムズが彼の代わりに捜査のリードを取ることとなったが…。

オーガニック農場を経営していた農場主のフィリップが、 scarecrowのように柱に縛り付けられた状態で遺体で見つかった。死因は毒物によるものでした。彼の自宅のキッチンには、自製のハチミツと使用済みの食器がそのままになっていました。彼が亡くなる前の日には、隣に住む農場主の夫婦との間で激しい口論が目撃されており、この地域で生産されるマヌカハニーが特に高品質であることが調査で明らかになっています。果たしてマヌカハニーを巡る争いが彼の死の原因なのでしょうか。シェパードとチームは、真相究明に向けて捜査を進めています。

ある夜、女性の殺害体が発見されました。車の中にはパスポートや片道のスペイン行きチケット、そして2,000ポンドが残されていました。被害者は31歳のマーガレット・ワイルド。彼女の息子であるアダムも近くの川で見つかり、ヴェラが人工呼吸で彼の命を救いました。

年に一度の収穫祭で、祭りの運営者が人気ホラーアトラクション「幽霊列車」に乗車した後、心臓発作で急死する事件が発生した。初めは高齢者の不運な突然死と思われたが、遺体の首にはヘビに噛まれたような痕が見つかる。この不審な点に気づいたマイクは、事件として捜査を開始する。さらに検視で被害者の腕には静脈注射の痕も発見された。幽霊がはびこる列車の中で一体何が被害者に起こったのか、その死の真相を解き明かすために捜査が進められる。

早朝、ブロークンウッド川でウェディングドレスを着た遺体が発見される。その遺体はプロのテニス選手、オフィーリア・マーリーのものであった。死因は溺死ではなく、絞殺されていたことが判明する。オフィーリアは結婚式を控え、前夜には友人たちと彼女の独身最後の女子会を楽しんでいた。その女子会が終わった深夜、なぜか彼女の婚約者であるスコッティが、親友のダーリンを伴ってオフィーリアに会いに来た。スコッティの訪問の目的とは何だったのか？また、耳が不自由なダーリンの証言が、この謎を解く鍵となる。

マイクは深刻な悩みを抱えていた。その原因は、農場の牛が人を殺害したとされる事件である。警察はこの件を事故死と見なしているが、マイクはこの死が人為的に誘導されたものではないかと疑念を持っていた。同時に、クリスティンはサイクリング中に心臓発作で死亡した男性の現場に呼ばれていた。この男性を最初に発見したのは、直後を走っていた弟のトレバーだった。この兄弟は最近、自殺で父親を失っており、そのストレスが兄弟関係に影響を及ぼしていた。さらにトレバーは、牛による死亡事件にも関与しているという複雑な背景があった。これらの連続する不審な死に関して、犯罪調査部が捜査を開始する。

廃墟となったメンタルクリニックで、元院長のジェイコブ・デシュラーの他殺体が発見される。彼は自身がかつて治療に使用していた装置で感電死させられた状態で見つかった。デシュラーが院長を務めていた当時、クリニックで患者が死亡し、その件で有罪判決を受けた後、刑期を終えて出所したばかりだった。この背景から、元患者の関与を疑うマイクたちは、町に残る関係者数名に対して事情聴取を行う。しかし、その際に遭遇する彼らの奇妙な言動に、捜査チームは頭を悩ますことになる。

スチームパンク協会のパーティー中、屋外に設置された仮設トイレが突然爆発し、協会の創設者がその場で死亡する事故が発生した。事件の調査と遺体の検視を行った結果、プロパンガスが漏れ出し、ライターの火に引火したことが原因であることが判明する。さらに、トイレに故意にガスを充満させた痕跡が残されており、警察はこの事件が怨恨に基づく犯行であると推測して捜査を進める。しかしながら、第一容疑者が同じ爆発事故で重傷を負い、意識不明の重体に陥っている。この謎多き爆発事件の背後には何があるのか、そしてスチームパンクという未知の文化がどのようなものであるかについても、捜査が深まる中で明らかになっていく。

書店で開催された読書会に、人気ミステリー作家のジャック・ラッドがゲストとして招かれた。ファンの一人であるクリスティンは、友人のジャレッドを誘ってこのイベントに参加する。しかし、休憩時間に突如として奥から悲鳴が聞こえ、ジャックが刺殺された遺体として発見される。驚くべきことに、彼の死の方式は彼の最新小説に描かれていたものと同じだった。ジャックの魅力的な外見と女性ファンの多さから、状況はさらに複雑になる。マイクたちがイベント参加者に話を聞くと、数人が過去にジャックと何らかの関係を持っていたことが明らかになる。特に注目されたのは、マイクの元妻であるペトラもその中の一人だったという事実だ。

鴨猟のシーズンが開幕した日、濃霧が漂う入り江で、動物保護活動を行う女性が散弾銃により死亡する事件が発生した。彼女は鴨を保護するために、ハンターが集まるその場所へボートで乗り入れていた。この事件で、警察は発砲者の特定に向けて調査を始める。容疑者はその場にいた7人のハンターたちで、その中には被害者の妹や、長いブランクの後に狩猟を再開したばかりのフロドも含まれていた。一方で、遺族に事件の説明をしに行ったクリスティンは、被害者の夫の挙動に何かおかしいと感じる瞬間があり…。

女子刑務所の施錠された部屋で、自殺と見られる遺体が発見された。その遺体は受刑者のコリーナで、マイクがブロークンウッドに移る前に夫殺しの罪で逮捕した女性だった。彼女は夫の遺体をどこに隠したか一切語らず、その事実はマイクにとって解決されないままの悔いとなっていた。しかし、刑務所内のある受刑者が遺体の遺棄場所を知っていると主張する。マイクはこの自殺が実は他殺である可能性が高いと見て捜査を始める。その過程で、以前マイクが逮捕に関与した3人の受刑者が再び殺人容疑者として疑われる事態になる。