グッド・ドクター名医の条件の配信・どこで見れる？

ショーン・マーフィーは医師の資格を持ち、自閉症とサヴァン症候群の特性を有しています。彼の驚異的な記憶力と空間認識能力を見込んで、サンノゼの聖ボナベントゥラ病院の院長グラスマンはショーンをレジデント医として採用しようと考えます。しかし、院長職を狙うアンドリュースはショーンの採用に反対します。一方で、ショーンはサンノゼの空港におり、作業員が取り替えていた看板が落下し、ガラスの破片を浴びた少年と遭遇する事態に直面しています。

聖ボナベントゥラ病院での勤務初日に5分遅刻したショーンは、「遅れたのはバスが原因で、自分のせいではない」と主張します。メレンデス医師は、善悪の区別が難しいショーンに単純な仕事を割り当てます。その後、ショーンは外来患者を診察しますが、耳の感染症を訴える患者に頭部のMRI検査を施すなど、通常とは異なる診断方法を取ります。また、腹痛を訴える少女に対し詳細な検査を行おうとしたショーンをメレンデスは制止し、その痛みをストレスに起因するものと診断します。

肝不全の患者チャックのために、サンフランシスコの病院から移植用の肝臓を取りに行ったショーンとクレア。肝臓の摘出から移植までの許容時間は8時間ですが、肝臓は2人が到着した時点ですでに3時間経過していました。濃霧でヘリコプターが飛べず、救急車も利用できない状況で、ショーンとクレアはパトカーで聖ボナベントゥラ病院へ向かいます。しかし、移動中に肝臓に血栓があることが判明し、急遽路上で手術を行うことになります。

妊娠22週のバーバラは胎児の腫瘍摘出が必要だと診断されましたが、抗リン脂質症候群を持っているため血栓ができやすく、長時間の手術が困難です。そのため、メレンデス医師は中絶を勧めます。しかし、ショーンとクレアはリスクの低い手術方法を提案し、メレンデスもこれに同意して手術を進めます。手術中、バーバラが冠不全を起こし、子宮を開く前に手術を中止せざるを得ませんでした。再手術が不可能であり、中絶を行わなければ母子共に命の危険があるとメレンデスは判断します。

アナフィラキシーショックで救急搬送されたウィルクス患者は腹部に激痛を訴え、CTスキャンにより膵臓に異常が見つかります。ジャレッドが生検のために検体を採取している最中、ウィルクスは再度アナフィラキシーショックを起こしてしまいます。一方、ショーンは亡き弟スティーヴに似た少年エヴァンに遭遇します。エヴァンは転倒して腕を骨折し、入院中でしたが、ショーンはエヴァンの眼振に気付きCTスキャンでさらに検査を行います。

ショーン、クレア、ジャレッドが深夜のER勤務中に、結婚式からの帰りに送迎バスが横転する事故が発生し、20人以上の負傷者が病院に搬送されます。ショーンが担当したマルコは大腿骨を重傷で、足の切断が必要と判断されますが、クレアは3Dプリンターを用いてチタン製の大腿骨を製作する方法を提案します。しかし、この手法は前例がないため、マルコの両親はリスクを懸念し、最終的には切断を選択します。マルコの婚約者であるソニアは、大腿骨を置換する方法を強く主張します。

自閉症の若者リアムが、降りるべきバス停を間違えてパニックに陥り、転倒して額を負傷し病院に運ばれました。ショーンの対応でリアムは落ち着きを取り戻しますが、黄疸と発熱の症状があり、検査の結果、胆道に瘢痕が見つかります。リアムはじっとしていることができず、MRI検査を受けることができませんでした。そのため、診断を確定するにはリスクの伴う腹腔鏡検査を行う必要がありましたが、リアムは手術中に再びパニックを起こしてしまいます。

ショーンの部屋に訪れたリアが彼のリンゴを食べてしまったことで、ショーンは新しいリンゴを買いにスーパーに向かいます。そこで不運にも強盗に遭遇し、強盗に財布を渡さなかったことから強盗が発砲し、偶然その場にいたカップルの女性、エイヴリーが腹部を撃たれてしまいます。エイヴリーは聖ボナベントゥラ病院に搬送されるが、彼女の恋人ブランドンは、エイヴリーが撃たれたのはショーンの責任だと非難します。

聖ボナベントゥラ病院の国際支援プログラムで、重度の先天性心疾患を持つガブリエルが治療対象として選ばれます。メレンデス医師は手術が不可能だと判断していましたが、アオキ院長の決定により彼が選ばれたのです。循環器内科のメータ医師はガブリエルを救える可能性に期待していましたが、心エコー検査の結果、彼の状態が想像以上に悪いことが判明します。一方、アンドリュース医師はがんの疑いがあるエリザベスの喉の結節を手術で切除し、生検を行うものの、その検体が行方不明になってしまいます。

プロゲーマーのVIP、ボビーの肘の靭帯再建手術をジャレッドとショーンがサポートします。手術自体は成功裏に終わりますが、その後のMRI検査で腫瘍が発見されます。ボビーは3年前にがんを患っており、この情報を肘の手術に関連しないとして伏せていました。さらに詳細な調査の結果、脳幹に転移があることが判明し、腫瘍を摘出するためには脳幹の一部を切除する必要があります。この手術は術後に左半身不随などの重大な障害を引き起こすリスクがありますが、ボビーは手術を受けることを決断します。

グラスマン院長がショーンを探しに来るものの、ショーンはリアの部屋で隠れて時間を潰します。リアは動揺している時には重要な決断を避け、一息入れるべきだとアドバイスし、病欠の連絡をするよう勧めますが、ショーンは結局無断で欠勤してしまいます。リアはショーンをドライブ旅行に誘い、楽しく生きる方法を教えます。一方で、メレンデス医師は頭部が結合した双生児、ジェニーとケイティの腎移植手術を担当します。手術は成功するものの、術後ジェニーが心不全を発症してしまいます。

手術後、ジェニーは意識を取り戻し、会話もできるほどに回復。しかし、一方のケイティは昏睡状態に陥り、脳への血流がほとんど途絶えていることが判明する。絶望的な状況の中、メレンデス医師率いるチームは、昏睡状態のケイティの心臓をジェニーに移植することが最善の選択肢だと判断する。

ジェニーの命を救うため、姉妹の母親グレンダは苦渋の決断を迫られる。娘の一人、ケイティの人工呼吸器を外すことを同意するのだ。しかし、その選択は新たな倫理的なジレンマを呼び起こす。

一方、ショーンは、リアを追ってペンシルベニア州へ移ることを決意。メレンデス医師に推薦状を依頼する。

激しい頭痛に襲われた男性患者は、緊急搬送で聖ボナベントゥラ病院に運び込まれた。診断はくも膜下出血。6年前にも同じ症状で倒れ、薬を服用していたという話を、駆けつけた妻テッサが医師に告げる。

執刀医リムの手術は無事終了したが、術後の検査で脳に動脈瘤が見つかる。意識不明の夫に代わって、テッサに説明が求められた。動脈瘤を切除しなければ命を落とす可能性がある一方、手術による脳への損傷リスクも存在し、最悪の場合、重度の麻痺が残る可能性も示唆された。

テッサは深い苦悩に陥る。夫は以前、「不自由な体で生きるくらいなら死んだほうがましだ」と語っていたことを思い出す。夫の尊厳と命、その狭間で彼女は葛藤する。

聖ボナベントゥラ病院の救急外来。腹痛を訴えるクインが運び込まれる。担当医はショーンとジャレッド。一見少女のように見えるクインは、実はトランスジェンダーだった。

検査の結果、クインは精巣がんと診断される。さらに、第二次性徴を抑制するために服用していた薬の影響で骨減少も起こしていたことが判明する。18歳になったら性別適合手術を受けることを決意していたクイン。両親もその決断を支持していたが、祖母ルースだけは猛反対だった。

しかし、事態は思わぬ方向へと急展開する。クインは睾丸捻転を起こし、緊急手術が必要となる。両親は、手術の成功率や術後のリスク、そしてクインの性別適合手術への希望など、様々な葛藤を抱えながら、決断を迫られる。

生まれつき心臓が胸郭の外にある少女スピリット。10代になった彼女は、ようやく手術を受けられるほどに成長していた。胸郭が大きくなるのを14年間待ち続け、ついに訪れたオペの日。しかし、手術直前に思わぬ事態が発生する。彼女の心臓は大きくなりすぎて胸郭に収まらず、手術続行が危ぶまれる状況となってしまう。

10年前のバイク事故で胸部以下を麻痺したハンター。彼は首の激痛に襲われ、再び聖ボナベントゥラ病院を訪れる。両足にも痛みがあり、幻肢痛かと思われたが、MRI検査で衝撃の事実が判明する。損傷したと思われた神経は正常で、真犯人は脳内に潜む腫瘍だった。

腫瘍切除による歩行機能回復の可能性を知ったハンターは歓喜する。しかし、その喜びは一瞬で打ち砕かれる。容赦ない腫瘍は脳幹を侵食しており、切除は命に関わる危険な手術だった。絶望と希望の狭間で、ハンターは苦渋の選択を迫られる。

生まれつき表情筋麻痺を持つグレッチェン。彼女は笑顔を作ることもできず、周囲とのコミュニケーションに支障をきたしていた。そんな彼女に、アンドリュース医師はリスクのない手術を提案する。手術を受ければ、グレッチェンはようやく笑顔を手に入れることができるかもしれない。

しかし、ショーン医師は手術に反対する。医学的に必要ないと判断した彼は、手術に伴うリスクを冷静に説明する。高額な手術費用も大きな懸念材料だった。グレッチェンは、保険でカバーされない費用を心配し、手術を諦めようとする。

グラスマンの後を継ぎ、聖ボナベントゥラ病院の新たな院長に就任したアンドリュース。彼は、優秀な外科医である一方、厳しい管理者としても知られていた。就任早々、アンドリュースはレジデントたちの能力を厳しく査定していく。

中でも、コミュニケーション能力に難があると指摘を受けたのが、サヴァン症候群を持つショーンだった。周囲の理解を得られず、孤独を感じていたショーンは、アンドリュースの言葉に深く落ち込む。

聖ボナベントゥラ病院で働くショーンは、ある日清掃員ポールの様子に異変を感じる。彼に膵臓ガンの疑いがあることを察知したショーンは、メレンデス医師から真実を伏せて検査を促すよう指示される。

しかし、患者の不安を煽らずに真実を隠すことは、ショーンにとって容易なことではなかった。彼は葛藤を抱えながらも、ポールに検査を受けるよう説得を試みる。

医療現場の更なる効率化を目指し、アンドリュース院長は外科医たちを36時間勤務させる強硬策を断行する。疲労困憊の中、集中力を維持しながら手術に臨む医師たち。果たして、彼らの挑戦は成功するのか？

一方、ERでは人手不足が深刻化していた。ショーンはモーガンと共にERの業務に駆り出されるが、次々と運び込まれる重症患者たちに対応しきれない。経験不足と疲労がショーンを追い詰める。

ICUで目覚めたグラスマンは、亡き娘マディの幻を見るようになる。娘との会話の中で、彼は過去の過ちと責任に苦悩し、精神的に追い詰められていく。果たして、彼は娘の死と向き合い、心の平穏を取り戻すことができるのか？

一方、メレンデスとアレックスは、脆弱X症候群のマックを診ていた。しかし、母親ニコールの疲れ切った様子に懸念を抱く。マックの病状と母親の疲労、二つの問題に直面した彼らは、適切な解決策を探っていく。

栄養障害による意識消失発作で搬送されたルイーザ。長年の拒食症によって僧帽弁に異常が生じていたことが判明する。命を救うためには手術が必要だが、栄養状態が改善しなければ手術はできない。ルイーザの体は、拒食症の影に苦しんでいた。

メレンデス医師は手術を決断しようとするが、クレア医師はリスクの高い脳深部刺激を提案する。二つの治療法の間で揺れるメレンデス。果たして、ルイーザの命を救うことができるのか？

指に炎症のあるバイオリニストを診ていたショーンは、人食いバクテリアを疑い、患部を切開して検査すべきだと主張する。しかし、演奏者の将来を考慮したモーガンは、これに断固として反対する。患者の命とキャリア、二つの選択肢を前に、ショーンとモーガンは激しく対立する。

一方、鼻血が止まらずに搬送されてきたライリー。両親の離婚後から体調不良が続いていたことが判明する。クレアは腫瘍を疑うが、アレックスは精神的な問題だと判断する。二人はそれぞれの視点からライリーを診察し、真実に迫っていく。

卵巣ガンで余命1ヶ月と診断された友人ケイのため、クレアは関係が修復できていないメレンデスに腫瘍の減量手術を依頼する。しかし、メレンデスはクレアとの過去を思い出し、手術を拒否してしまう。親友の命を救いたいクレアと、過去の傷に囚われるメレンデス。二人はそれぞれの思いを抱え、葛藤する。

事故現場から搬送されてきた夫婦、トッドとドーン。夫トッドは脱臼で済む軽傷だったが、妻ドーンは重傷を負い、緊急手術が必要となる。

手術室へ向かうドーン。しかし、そこで思わぬ事実が明らかになる。彼女は子宮外妊娠していたのだ。結婚前に精管結紮をしていたトッドは、この事実を受け入れることができず、深いショックを受ける。

ホルモン抑制剤を服用していたジョージは、脳梗塞を発症してしまう。彼は小児性愛の衝動を抱えており、抑制剤を打たなければまともな生活が送れないと訴える。しかし、抑制剤は彼の命を危険にさらす可能性も秘めていた。

命と心の狭間で苦悩するジョージ。クレアとモーガンは、抑制剤の使用に反対するが、アレックスは患者の思いを察して治療を提案する。

クリスマス休暇真っ只中、人手不足に悩むセント・ボナベントゥラ病院。そんな中、空港から2人の患者がERに搬送されてくる。同じ便の搭乗客で、比較的席が近かったことから、ウイルスの空気感染が疑われる。

ショーン、リム、モーガンは、感染拡大を防ぐため、患者たちをERに隔離する。しかし、突如の隔離に、患者たちは不安と恐怖に襲われる。クリスマスを家族と過ごせないことに、不満と怒りをぶつける患者たち。ERは緊迫した空気に包まれる。

手術中に蛍光灯のノイズや患者の叫び声に耐え切れず、フリーズしてしまうショーン。周囲の心配をよそに、彼は医療に集中することで自分を取り戻し、ピートの開腹手術に復帰する。しかし、彼の心には深い傷跡が残っていた。

一方、目の前で発作に苦しむ息子ケランを放っておけないアレックスは、隔離区域を破ってERに押し入ってしまう。医師としての冷静さと、父親としての愛情の間で葛藤するアレックス。彼の行動は、周囲を困惑させる。

隔離が解除され、レジデントたちはそれぞれの休日を過ごす。術後のグラスマンとリアとランチをしていたショーンは、リアの提案でレーシングカートを運転することに。久しぶりの自由を満喫するショーンだったが、彼の心の中には、隔離期間中に起きた出来事の影がまだ残っていた。

一方、公衆衛生局の調査に対応していたアンドリュースは、衝撃的な事実を突きつけられる。隔離期間中に、リムとメレンデスが倫理違反を犯し、ショーンは緊急時に適切な判断を下せなかったというのだ。アンドリュースは、彼らの医師免許停止を勧告するべきだと迫られる。

中国で人工心臓を移植したサニーは、命の危機に瀕し、セント・ボナベントゥラ病院に搬送される。メレンデスは現地の医師と相談し、彼女を飛行機で移送することを決断する。しかし、時間との戦いの中、予期せぬ困難が立ちはだかる。

一方、言葉を覚えるのが大好きな自閉症の少女ラナが、脳動静脈奇形で入院してくる。しかし、手術中に脳動静脈奇形が言語中枢に近すぎることが判明し、摘出は困難な状況に陥る。絶望的な状況の中、ショーンはラナを覚醒させた状態での手術という大胆な提案をする。果たして、ラナの命と言葉を繋ぐ奇跡は起こるのか？

悲惨な事故で顔を失い、目の位置を元に戻す手術を控えていた少女モリー。そんなある日、交通事故で重傷を負った少女カリンがセント・ボナベントゥラ病院に搬送されてくる。カリンは手術中に脳死状態となり、アンドリュースは彼女の母親に臓器提供を提案する。一方、休暇を取ってグラスマンと過ごしていたショーンは、ひょんなことからグラスマンがかつて好きだった女性を捜すことに。それぞれの思いが交錯する物語が展開される。

セント・ボナベントゥラ病院に、新たな外科部長ハンが就任する。手術中に音楽を流したり、メレンデスに健診業務をさせたりと、型破りなスタイルで周囲を困惑させるハン。しかし、彼の斬新なアイデアと確かな腕前は、多くの患者の命を救っていく。

帝王切開で出産したダイアンの赤ん坊は、腸が異常突出しており、心臓の中隔も穴だらけという先天性の病気を持って生まれてくる。ダイアンは妊娠初期に服用していた抗うつ剤が原因ではないかとショーンに尋ねる。ショーンは研究報告にある事実を伝える。

患者とのコミュニケーションが苦手なショーンは、ハンから病理科への異動を言い渡される。外科医になる夢を諦められずに苦悩するショーンを、カーリーは温かく迎える。病理医として才能を発揮していくショーンだが、彼の心の中には外科への未練が残っていた。

悪性髄膜腫と診断されたセイディの検査結果に矛盾を感じたショーンは、直接彼女と話したいと訴える。規則を重視するハンと、患者の命を最優先するショーンの間で意見が対立する。

神経線維腫を患うケニー。彼の腹部を取り巻く巨大な腫瘍は、驚異的な90キロにも及んでいた。手術は困難と誰もが諦めかけたその時、クレアはある方法を思いつく。しかし、手術中にケニーの容体が急変し、メレンデスはハンの反対を押し切ってショーンをオペ室に呼び出す。果たして、彼らはケニーの命を救うことができるのか？

ハンに解雇を言い渡されたショーンは、落ち込んだ気持ちでバーを訪れた。そこで、偶然居合わせた客ザックと揉めてしまい、腹部を強打されてしまう。しかし、運命のいたずらのように、ザックがショーンの目の前で倒れ、聖ボナベントゥラ病院に搬送されることになる。

ザックの診断結果が間違っていることに気づいたショーンは、彼に正しい治療が必要なことを伝えようとする。しかし、会話の途中で突然気絶してしまい、彼の命は危険にさらされる。

カーリーに惹かれたショーンは、遂に彼女とデートをする。しかし、彼の予測を超えた出来事が次々と起こり、デートを楽しむことができない。

事前にデートについて相談していた研修医の仲間たちに、ショーンはデートの顛末を打ち明けようとする。しかし、話の途中で様々な業務に遮られてしまい、皆がやきもきしながら仕事をする。

そんな中、病院にはウェディングドレス姿のスザンヌが運ばれてくる。身体のあちこちにガンが転移していることが判明し、医師たちは治療方針について話し合う。

地下鉄で痴漢に立ち向かった青年ジョシュは、スケボーで殴られ頬と顎に大けがを負ってしまう。しかし彼の勇気ある行動は、多くの人々に称賛された。

ジョシュを救うために、医師ショーンは前例のない移植手術を思いつく。手術は成功し、ジョシュは命を取り戻す。

一方、クレアは家出してきた母ブリーズを最初は受け入れようとしない。しかし、次第に心境に変化が現れ、ブリーズとしばらく同居することを決意する。

晴れ晴れと執刀医に指名されたクレア。14歳のミシェルの胆嚢摘出という大役を担う。しかし、手術を前に患者の母親と衝突し、まさかの解雇を宣告されてしまう。

それでも、ミシェルの強い希望とメレンデスの支援により、クレアは執刀医として手術を成功させる。安堵と高揚に包まれるクレアだったが、運命は残酷な悪戯を仕掛ける。

肝臓を患う陰謀論者スチュワート。彼は誰かに毒を盛られていると信じ込み、唯一嘘をつけないと言われるショーン医師だけを信頼する。しかし、ショーンはスチュワートが自ら毒となるものを摂取していたという衝撃の真実を探り当てる。

一方、クレアとモーガンは痛みを感じない少女リリーを担当する。しかし、リリーは痛みを感じないために感染症に気づくのが遅れ、右手を切断せざるを得ないという悲劇に見舞われてしまう。

長年の夢だった執刀医デビューがついに決まり、ショーンは喜びを隠せない。食道ガンの患者ベスも、若き才能あふれるショーンを執刀医として受け入れる。

手術は順調に進んでいたかに思われた。しかし、突然ショーンは「できない」とつぶやき、動揺しながらオペ室を飛び出してしまう。残されたベス、リム、アンドリュースは絶望の淵に立たされる。

執刀医デビューを前に、ショーンは虫垂切除手術のリハーサルを行う。しかし、リハーサル中にホークス看護師からカーリーについてのひと言を聞き、動揺を隠せない。

グラスマンから白衣を着ている時は仕事と私生活を分けるべきだと諭されたショーンは、割り切ろうと努力する。

本番の手術は成功するかに思われたが、ショーンはホークス看護師と意見の衝突を起こし、感情的に彼女をオペ室から追い出してしまう。

ショーン、アレックス、メレンデスは、免疫不全の患者タラを担当する。タラは感染した組織を取り除く手術を受けるが、術後に再び感染症を起こしてしまう。

タラは、完治の可能性を秘めたが、リスクの高い遺伝子治療を前に尻込みする。そんなタラに、ショーンは孤独な無菌室での生活よりも、人と交わり、生きる喜びを味わうべきだと訴える。

ショーンの温かい言葉に背中を押されたタラは、遺伝子治療を受けることを決意する。リスクは伴うが、タラは希望を捨てずに治療に挑む。

ショーンとカーリーは遊園地でデートを楽しむ。二人は笑い合い、心を通わせていく。その夜、気分が盛り上がり、結ばれようとする二人。しかし、ショーンは一歩手前で躊躇してしまう。

一方、病院ではショーンとアレックスが、心臓を患うロザリンド医師を担当する。彼女は骨髄性白血病の研究で成果を上げた有名な医師だったが、研究を優先するために離婚した夫レオに見守られながら、静かに息を引き取る。

25歳のジーニーは、婚約記念写真の撮影中に突然、脳梗塞のような症状を起こしてしまう。ショーンとモーガンは緊急対応に駆けつけ、ジーニーを病院へと搬送する。

検査の結果、ジーニーの脳には腫瘍が見つかる。しかし、手術によって性交不能になる可能性があることを知ったジーニーは、婚約者トニーのために手術を拒否してしまう。

膵臓ガンで余命数日と診断された父。その知らせを聞いたショーンは、グラスマンに説得され、リアと共に故郷のシャイアンへ帰郷する。

久しぶりに再会した父と対面するショーン。しかし、過去の確執から怒りを抑えられず、父に激しく言葉をぶつける。一方、父はショーンへの愛と後悔の念を胸に抱えながら、息子との再会を噛み締める。

一夜を共にしたショーンとリアは、ベッドで静かに朝を迎える。二人は昨夜の出来事について複雑な思いを抱えながら、互いの気持ちを確かめ合う。

一方、病院ではクレアとアレックスが、腹痛を訴えるルカを診察する。ルカの言動からドラッグの運び屋であると推測した二人は、画像診断を行い、驚くべき事実を突き止める。ルカの腸内には、50個以上の風船が詰まっていたのだ。

ショーンとモーガンは、両脚のむくみに苦しむジェームズを担当する。検査の結果、ジェームズのリンパ浮腫の原因は遺伝子変異によるものだと判明する。

ショーンは、カーリーの協力を得てジェームズの治療に取り組む。二人はそれぞれの専門知識を活かし、困難な治療に挑む。

進行性のガンで余命半年と宣告されたオリバーは、残された時間を大切にしようと決意する。化学療法を中断し、死ぬ前にやりたいことを全てやり遂げようと奔走する。しかし、免疫が低下していたオリバーは、帯状疱疹という新たな病に襲われてしまう。

一方、モーガンは母親が血管腫を切除しなければ数年の命しかないと診断されたことを初めて知り、愕然とする。これまで母親は病状を隠していたのだ。

ネットインフルエンサーのケイリーが茎状突起過長症（イーグル症候群）だと気づいたショーンは、治療を提案する。しかし、ケイリーは自閉症の医師に興味を持ち、ショーンのことをSNSに投稿してしまう。

ショーンのSNS投稿は瞬く間に拡散され、多くの若い女性たちが取材を依頼する。しかし、ショーンは自閉症の医師という肩書きではなく、一人の医師として評価されたいと考え、取材を断ってしまう。

10歳のコーリーは、気管上部が未発達のため生まれつき喉頭がなく、呼吸のためにチューブを装着していました。しかし、リム医師の手術により、瘢痕組織を取り除き気道を開くことに成功。ようやくチューブから解放され、新たな希望の光を見出します。

ショーン医師は、コーリーに肋軟骨移植による声帯作りを提案します。声帯を持つことで、コーリーは初めて自分の声で話すことができるようになります。しかし、両親は手術のリスクを恐れ、躊躇してしまいます。

ERに搬送された身元不明の女性。手術中に死亡した彼女が、マリベルという名前の60代の女性であることが判明する。死因は血管型エーラス・ダンロス症候群だった。ショーンはマリベルの息子に連絡を取るが、彼は母親の死に関心を示さなかった。ショーンはマリベルの最期の言葉が息子の愛称「コリ」だったことを伝え、母の愛情を伝える。

キャンプの最中、サボテンのトゲが刺さったことが原因で感染症にかかってしまったウェス。容体は悪化し、救急ヘリで搬送される。

ウェスが引率していた少年たちは、彼の容態を目の当たりにし、不安と恐怖に襲われる。ウェスは薬物依存の過去とC型肝炎の病歴を持ち、助かる道は腎移植しかないと告げられる。

16歳のマックスは、ウェスへの腎移植に適合すると判明する。しかし、ウェスはマックスの身を案じ、移植を拒否する。少年たちはウェスの決断に戸惑いながらも、彼の意志を尊重しようと努める。

失恋のショックで心を閉ざしてしまったショーンは、欠勤して自宅にこもってしまう。クレアの説得で渋々出勤するものの、投げやりな態度で仕事に取り組む。メレンデスから叱責を受け、ショーンは自暴自棄になってしまう。

一方、クレアはショーンと担当する偽性軟骨無形成症のフィンが抱える、命に関わる無呼吸の問題解決に必死に取り組んでいた。フィンの命を救うため、手術方法の検討に余念がない。

サンノゼを襲った突然の巨大地震。街は一瞬にして瓦礫の山と化し、人々は恐怖に震え絶る。

ガン研究のための資金集めイベントに参加していたメレンデス、グラスマン、リアの3人は、建物の崩落に巻き込まれてしまう。

リアの捜索に向かったショーンは、助けを求める女性の声に導かれ地下へと向かう。そこで出会ったのは、肩と脚に鉄筋が刺さったヴェラだった。

サンノゼ大地震の瓦礫の下から救出されたメレンデス。しかし、彼の腹部には内出血が広がり、もはや助かる見込みは薄かった。リムとクレアは開腹手術を行うが、時すでに遅し。メレンデスは静かに最期の時を迎えようとしていた。

最期の時間を迎えたメレンデスとクレアは、互いの気持ちを伝え合い、愛を確かめ合う。二人はこれまで築き上げてきた絆を胸に、安らかな眠りにつくのだった。

一方、地下に閉じ込められたショーンとヴェラは、絶望的な状況の中で生き延びる方法を探っていた。ショーンはヴェラの足を切断するという決断を下し、二人は脱出への道を切り開く。

聖ボナベントゥラ病院に、初めての新型コロナウイルス感染症患者が運び込まれた。ミルドレッドという名の女性は、当初インフルエンザと診断されていたが、短期間で容体が悪化し、命を落としてしまう。

腹痛を訴えて来院したウォルター。憩室炎再発を疑っていた彼だったが、CT検査で新型コロナウイルス感染が判明する。ウォルターは、すでに複数の医療従事者と濃厚接触していたことが明らかになる。

ウォルターと濃厚接触していたモーガンとペトリンガは、検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが判明する。軽症だったモーガンは職場に復帰するが、ペトリンガは容体が悪化し、入院を余儀なくされる。重篤な状態が続き、人工呼吸器が必要となる。

未知のウイルスとの戦いに直面した聖ボナベントゥラ病院の医療従事者たちは、恐怖と不安を抱えながらも、患者たちの命を救うために懸命に努力を続ける。限られた情報と不十分な備蓄の中で、最善の治療法を探求し、患者たちに寄り添う。

リムは、ショーンたちにレジデント候補生たちを評価し、正直な感想を言うよう指示する。個性豊かな候補者６人の中から、優秀な４人を選抜する厳しい戦いが始まった。

候補者たちは二手に分かれ、それぞれの患者を担当することになる。一組は心臓に腫瘍が見つかった患者の手術に、もう一組は乳房に変形のある17歳の患者の手術に付き回る。

喜びに満ちたはずの二卵性双生児妊娠。しかし、ケンジーにとってそれは苦悩の始まりだった。胎児の一方の血液がRhプラスであることが判明し、Rhマイナスのケンジー自身の抗体がその子を攻撃してしまう可能性がある。双子を二人とも救う確率は低く、ケンジーは究極の選択を迫られる。

愛する子供たちの命を前に、ケンジーは葛藤する。情報収集を重ね、医師たちと何度も相談し、苦悩の末に決断を下す。その選択は、彼女の人生を大きく変えることになる。

新人医師アッシャーにとって、初めての患者担当は大きなプレッシャーだった。バレエの指導中に背中に激痛を覚えたという高齢ダンサーのカールを診察することになったアッシャーは、緊張を隠せない。

レントゲンの結果、アッシャーはカールの椎骨圧迫骨折を診断する。しかし、指導役のショーンは、リムからの指示もあり、アッシャーの再診を却下し、診断を確定してしまう。

聖ボナベントゥラ病院のリム院長は、新型コロナウイルス感染症の猛威によって多くの患者を失ったことに心を痛め、眠れない夜を過ごしていた。そんな中、自動車事故で入院中の帰還兵ベンが、アフガニスタンでの戦闘体験のフラッシュバックに苦しみ、病院と戦場を勘違いして暴れ出す。

ベンは長年、PTSD（心的外傷性ストレス障害）の治療を受けてきたが、症状は改善されることなく、苦しみ続けていた。彼の叫び声は病院全体に響き渡り、周囲の人々を不安に陥れる。

ワイアットは、足の凍傷で聖ボナベントゥラ病院のERに運ばれてきた。緊急手術中に、彼の足には石灰化病変が見つかる。その原因は、驚くべきものだった。ワイアットは、老化を止めて1000年の寿命を目指すためのゲノム編集を自らに行っていたのだ。しかし、実験は失敗し、彼は命の危機に直面していた。

一方、血腫の排出のために来院したハンナは、甲状腺がんと診断される。さらに検査を進めた結果、彼女はリ・フラウメニ症候群という、がんを多発する遺伝性疾患を抱えていることが判明する。この病は、いつ命を落とすかわからない恐怖と不安をハンナと夫に与える。

14歳の体操選手ダリヤは、父親でもあるコーチと共にERを訪れる。CT検査の結果、重度の骨粗しょう症と胸椎の圧迫骨折が判明する。手術は必要だが、その場合、ダリヤは選手生命を断念せざるを得なくなる。選手としての夢と健康の間で、ダリヤは苦渋の選択を迫られる。

一方、リアは気難しい両親が突然訪ねてくると連絡を受け、大パニックに陥る。リアは、両親との関係に悩み、不安を抱えていた。しかし、ショーンはなぜか落ち着いており、リアを心配するあまり、グラスマンとモーガンの協力を得て、食事会の予行演習をする。

トランスジェンダー男性のリオは、婚約者イーライとの結婚式を控えて幸せの絶頂にあった。しかし、そんなリオに思わぬ困難が訪れる。2週間後に迫った挙式を前に、下垂体腫瘍が急成長していることが判明したのだ。

さらに、超音波検査でリオは妊娠6週目であることが発覚する。テストステロン補充を怠った時期があり、妊娠してしまったらしい。中絶という選択肢も考えたリオだったが、葛藤の末、産むことを決意する。

聖ボナベントゥラ病院がサイバー攻撃を受け、コンピューターシステムがダウンしてしまう。犯人は病院のデータを人質にとり、200万ドルの身代金を要求してきた。病院側はサイバー保険会社に連絡し、交渉を始める。

グラスマン院長は、リアに24時間の猶予を与えて問題解決を指示する。時間内に解決できなければ、身代金を支払うしかない。プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、リアは持ち前の冷静さで原因を突き止め、解決策を探っていく。

脳動脈瘤破裂で10年間昏睡状態だったダニー。夫イライアスの献身的な介護にもかかわらず、回復の兆候は微かだった。しかし、ある日、生命維持装置を外すという決断的な時を迎える。

不安と期待に包まれた中、ダニーの心臓は再び鼓動し始める。そして、直後に親指が動くという奇跡が起きる。

名高い外科医チェンバースが、右手の震えを訴えて聖ボナベントゥラ病院に入院する。精密検査の結果、チェンバースは長年の手術で培ってきた完璧な反復作業へのこだわりが原因の、局所性ジストニアという症状を発症していることが判明する。

完璧な縫合にこだわり続けた結果、チェンバースの右手は震えを止められなくなっていた。しかし、自閉症特有のこだわりが原因だと指摘されたチェンバースは、激怒し、自らの症状を受け入れようとしない。

クレアにとって、幼い頃に家を出て行った父親マイルス・ブラウンとの再会は、突然訪れた嵐のようなものだった。末期がんと診断されたマイルスは、娘に許しを請いに来たのだ。

しかし、クレアは父の突然の出現に戸惑い、許す気になれない。長年抱えてきた心の傷が、再び疼き始めた。

リム医師の説得を受け、クレアは渋々ながらもマイルスの手術を行うことを決意する。複雑な手術だったが、クレアの高度な技術によって成功を収める。

手術後、マイルスは娘への感謝の言葉を述べ、静かに息を引き取る。クレアは、複雑な感情を抱えながらも、父の死を受け入れる。

総合格闘技のスター、ブラッドリー・バルガスは、試合中の打撲で右胸に血腫を作ってしまう。大ファンのアッシャーは興奮するが、局所麻酔の注射をしようとすると、バルガスは突然「ここではまずい」と焦りだし、奇妙な行動を取る。

一方、海軍の女性戦闘機パイロット、ジーンは人工股関節置換の手術を受ける。手術自体は無事に終わるが、手術中に急激な血圧低下が発生し、ショーンたちは原因を探る。

検査の結果、心臓や脳に異常は見つからない。しかし、ジーンは病室でもけいれん発作を起こし、ショーンたちは困惑する。

州法案に関する平和的なデモの現場で、突然発砲事件が発生する。銃弾に倒れた8歳のイーサンと9歳のメイソンは、聖ボナベントゥラ病院に搬送される。

イーサンは頭部を、メイソンは胸部と腹部に被弾しており、一刻も早い手術が必要だった。

二人の母親はどちらもシングルマザーで、同じ悲劇に襲われた者同士、慰め合うように見えた。しかし、法案に対する意見の違いが明らかになると、たちまち険悪な雰囲気に変わってしまう。

イーサンの母親は法案を支持し、メイソンの母親は反対していた。意見の相違は、母親たちの心に深い溝を作ってしまう。

87歳のマキシンは、ダンスフロアで突然意識を失い、聖ボナベントゥラ病院に搬送される。蘇生拒否の意思表示をしているため、アレックス医師は心停止を見守り、死亡宣告をしようとする。

しかし、その時、マキシンは息を吹き返す。心臓に埋め込まれていた補助ポンプが作動したのだ。

マキシンは、さっさと死にたいという強い意志を持っていた。補助ポンプに頼るのではなく、自然に死を迎えることを望んでいたのだ。

アレックス医師は、マキシンと家族と話し合い、ポンプ摘出手術を行うことを決断する。

クレアが支持するマリアン・クラーク上院議員が、顔面けいれんで聖ボナベントゥラ病院に入院する。政治家として公のイメージを重視するマリアンは、メディアに対し大した入院ではないことを演出し、テニスによる膝の負傷を装う。

一方、幼き日に亡き父を亡くした悲しみから立ち直れないショーンは、アンドリュースの恩師である名医ナカノのバイパス手術ミスを疑い、手術中に詰め寄ってしまう。

12歳のエイヴァは、脳内に動静脈奇形という病を抱えていた。7年前にリム医師から手術を勧められていたが、両親の不安から手術は延期されてきた。しかし、症状は進行し、緊急手術が必要となってしまう。

手術は困難を極め、当初の計画を変更せざるを得ない状況に陥る。手術を終えたリム医師に対し、エイヴァの両親は責任を問いただす。

聖ボナベントゥラ病院の精鋭外科チームが、10日間の医療ボランティア活動のためグアテマラへ旅立つ。メンバーは、リム、アンドリュース、アレックス、モーガン、ショーン、クレア、そしてリア。

現地では、マテオ・レンドン医師が率いるボランティア組織と協力し、限られた医療資源の中で患者たちを救う。

40人の患者の中から、10日間の滞在中に手術できる12人を選ばなければならないという厳しい状況。マテオ医師は、患者の個人的な事情に惑わされず、医療データに基づいた客観的な判断を求める。

しかし、チームメンバーの中には、患者の背景にある物語や家族との絆に心を動かされる者も少なくない。

グアテマラでの医療ボランティア活動初日。リム、アンドリュース、モーガン、アレックスの4人の外科医が、3つの手術を同時に開始する。しかし、手術中に突然停電が発生。吸引装置や電気メスが使えなくなり、医師たちは暗闇の中で手術を続けることを余儀なくされる。

翌朝、アンドリュースは手術に必要なチタンのミニプレートを調達するため、街へ出発する。人手不足の中、モーガンも執刀を試みるが、手の痛みに襲われ、手術を中断せざるを得なくなる。アレックスが代わって手術を引き継ぐ。

マテオはついに米国への入国問題を解決し、サンノゼに帰ってくる。リムは喜びと戸惑いを隠せない。久しぶりに再会した二人は、熱い抱擁を交わす。

一方、聖ボナベントゥラ病院では、モーガン医師が息切れと頭痛を訴える患者セイレンを診察する。セイレンは注意欠陥多動症(ADHD)の薬を服用しているため、モーガン医師は薬の副作用を疑う。

聖ボナベントゥラ病院は、セイレン・ブラウンという投資家によって買収される。セイレンは、病院の効率化を目的とした「エシキュア・ファミリー」方式と呼ばれる改革を推し進める。

この改革に反発する医師やスタッフも多かったが、グラスマン院長はセイレンの説得を受け、病院に残ることを決意する。

一方、大学生のマデリンは陸上競技大会に出場後、体調を崩して聖ボナベントゥラ病院に搬送される。検査の結果、マデリンはステージ4のメラノーマと診断され、余命わずかであることが判明する。

頭蓋顔面外傷を負ったボブは、聖ボナベントゥラ病院に搬送される。ショーンは3D-CTを用いた精密な手術が必要と判断するが、ボブが加入する保険ではその手術は適用外だった。

患者の命を救うという医療の使命感と、経営上の問題の間で、セイレンは苦渋の選択を迫られる。

12歳の少女ホリーは、長年続く腸の不調に苦しんでいた。これまで複数の病院で診察を受け、腸の炎症と診断されてきたが、症状は改善するどころか悪化する一方だった。

ホリーの父親ウォルトは、娘の苦痛を目の当たりにし、医師たちの診断に疑問を抱き始める。彼は医学的な知識はなかったが、娘を救うために独学で勉強を開始する。

金物店を経営するソンは、人種差別的な暴行を受け、顎を骨折する重傷を負う。加害者は逃走し、事件はヘイトクライムとして捜査される。

娘のエミリーは、ソンが被害届を提出することを強く勧める。しかし、ソンは差別への恐怖と、加害者との更なるトラブルを避けるために、穏便な解決を望む。

若きドラマー、ブランドンはライブ会場の足場から転落し、重傷を負う。緊急搬送された聖ボナベントゥラ病院で、ショーンをはじめとする医師たちが懸命の治療に臨む。

手術中、ブランドンは昏睡状態に陥ってしまう。検査の結果、脳死は避けられないことが判明する。医師たちは、家族にこの残酷な事実を伝える。

ショーンとリアは、待ちに待った結婚式を前に、理想の教会を探す旅に出る。二人は、歴史ある美しい教会を見つけ、そこで永遠の愛を誓うことを夢見る。

しかし、帰路についた二人は、突如として起こった自動車事故現場に遭遇する。負傷者は26週の妊婦、アルマ。ショーンとリアは、迷わずアルマを聖ボナベントゥラ病院へと搬送する。

聖ボナベントゥラ病院で、ある赤ん坊が死亡する。この悲劇は、病院全体を揺るがす。

病院経営者であるセイレンは、この件の責任を調剤部になすりつける。フリームスをはじめとする薬剤師たちは、責任を押し付けられたことに憤慨するが、セイレンの強権的な態度に何も言い返せない。

モーガンとアレックスは、鎖骨を骨折したジョーを診察する。ジョーは歌舞伎症候群という遺伝子疾患を抱えており、筋力に問題を抱え、知的障害も持っていた。

ジョーは、車椅子に乗っている息子コーディーを介助しようとした際に転倒し、鎖骨を骨折した。コーディーは体重が重く、ジョーにとって負担が大きかった。

ランニング中に突然意識を失い、転倒したライアン。彼は半年前に友人から肝臓移植を受け、ようやく日常生活を取り戻しつつあった。

数日後、ライアンの背中に発疹が現れ、黄疸の症状も見られるようになる。医師の診断は、なんと肝臓がんであった。

かつてエシキュアの買収危機に見舞われた聖ボナベントゥラ病院は、奇跡的な逆転を果たし、再び独立を勝ち取る。スタッフたちは歓喜に包まれ、希望の光を見出す。

しかし、その喜びも束の間、新たな試練が立ちはだかる。就任したばかりの院長アンドリュースは、病院の厳しい財政状況を理由に、無料診療所の閉鎖を提案する。

移民コミュニティを旅する写真家マリエルは、空港で突然意識を失ってしまう。付き添っていた婚約者アイザックは、マリエルを病院に搬送する。

検査の結果、マリエルは軽い脳震盪を起こしていたことが判明する。しかし、マリエルは意識を取り戻しても、記憶の一部を失っていた。

17歳のトレントは、指の腫れと痛みを訴えて聖ボナベントゥラ病院に駆け込む。検査の結果、指に深刻な感染症を起こしていることが判明する。

トレントは、医師に衝撃的な告白をする。なんと、彼は自ら指に磁石を埋め込んでいたというのだ。その理由は、身体改造を行うバイオハッカー仲間の影響を受けていたためだった。

聖ボナベントゥラ病院のスタッフたちは、日頃の労をねぎらうために内輪の持ち寄りパーティを開催する。持ち寄られた料理はどれも美味しそうで、楽しいひとときを過ごすはずだった。

しかし、パーティの最中、リムやアッシャーなど、何人もの医師たちが突然倒れてしまう。彼らは幻覚症状に苦しみ、まともに話をすることもできなくなっていた。

胸の圧迫感に苦しむジョーンは、聖ボナベントゥラ病院に緊急搬送される。検査の結果、ジョーンはかつて罹患したポリオの影響で呼吸困難に陥っていることが判明する。

絶望的な状況の中、ジョーンには最後の希望が与えられる。医師たちは、生体弁置換手術という難易度の高い手術を敢行する。手術は成功し、ジョーンは再び息をすることができるようになる。

人気リアリティ番組「医者のリアル」の取材クルーが、聖ボナベントゥラ病院にやってくる。番組のターゲットは、人気外科医ショーン・マーフィーと、新人研修医リア・トンプソン。

ソフィーという敏腕プロデューサー率いる取材クルーは、ショーンとリアに密着取材を開始する。手術室、患者との面談、休憩時間など、彼らのあらゆる姿をカメラに収めていく。

医師クレア・ブラウンは、ボランティア活動で訪れたグアテマラで、腎臓腫瘍を抱える少年ルチョと出会う。ルチョの命を救いたいという強い思いに駆られたクレアは、彼をアメリカに呼び寄せ、聖ボナベントゥラ病院で手術を行うことを決意する。

クレアは、結婚式を控えていたが、ルチョの手術を優先するため、サンノゼへと旅立つ。結婚式と手術という、二つの大切なイベントを同時にこなすというプレッシャーを感じながらも、クレアは強い意志を持って行動する。

アッシャーの両親が聖ボナベントゥラ病院にやってくる。末期の肺がんを患う父・ヨセルは息子に相談するが、病状は予想以上で余命は数週間と判明。母・ミリアムは実験的な療法を受け入れるようヨセルに懇願し...。

自閉症でありながら天才的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医ショーン・マーフィーの成長を描いた、全米で大ヒットしたヒューマンメディカルドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」。その第6シーズンが、待望の配信スタート！ 韓国ドラマ「グッド・ドクター」を米国でリメイクした本作は、世界中で約5000万人が視聴する世界的ヒット作に。モンテカルロ国際TV祭で“世界で最も見られているTVドラマ”に選ばれた快挙も達成しています。

主人公のショーン・マーフィー役を務めるのは、ドラマ「ベイツ・モーテル」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などで活躍する人気男優フレディ・ハイモア。自閉症という難しい役柄を繊細かつ力強く演じ、多くの視聴者を魅了しています。

自閉症の外科医ショーン・マーフィーは、医師としても人としても成長を続けていた。近所に住むリアと交際し、彼女と婚約。幸せに満ちた日々を送っていた。

しかし、前シーズンのラスト、ショーンとリアの結婚式を祝う最中、悲劇が起こる。

ナースのヴィラヌーヴァの元恋人オーウェンが、彼女と外科医のリムを院内で刺してしまうのだ。新シーズンでは、警備員から拳銃を奪ったオーウェンがまだ院内に潜伏していることが判明し、病院は緊急封鎖される。院内にいる面々の運命は……。

そんな中、リムを救おうとしたショーンの手術をめぐり、思わぬ確執が生じる。

ショーンの独断専行に、周囲の人間たちは反発。チームワークが乱れ、緊迫した状況が続く。

一方、ショーンは外科医として一人前となり、忙しい仕事とリアとの新婚生活の両立に追われる。

公私ともに充実した日々を送るショーンだが、オーウェンという新たな脅威と、チーム内の確執という問題に直面する。果たしてショーンは、これらの困難を乗り越え、幸せを守り抜くことができるのか？

天才医師ショーン・マーフィーの、新たな試練と葛藤を描く、感動のヒューマンドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」シーズン6。