シェトランド・シーズン7の配信視聴方法は？

「ヴェラ～信念の女警部～」の原作者であるアン・クリーヴスがCWA賞を受賞したシリーズが、日本でも翻訳本が発売されている人気のあるドラマとしてテレビ化されました！2023年11月に英国のBBCで放送された最新シーズンが、日本初上陸となります。前シーズンでは、ダグラス・ヘンシュオールが演じる主人公ジミー・ペレスが去り、今シーズンからは「アグリー・ベティ」のアシュリー・ジェンセンが演じるルース・コールダー警部が新たな主人公として登場します！

このドラマは、2013年3月に英国のBBC1で放送された際には800万人以上の視聴者を獲得し、日本でも「シェトランド四重奏」として4作品が翻訳され、多くの読者を魅了しています。物語の舞台となるのは、スコットランドの地方行政区画のひとつであるシェトランド島で、亜寒帯に属します。この島のほとんどの住民が顔馴染みで、微妙な人間関係や隠された感情が事件の解決に向けて展開されていきます。監督は「ヴェラ～信念の女警部～」も手がけるピーター・ホアー氏です。

これまでのシーズン1～6では、シェトランド署のジミー・ペレス警部をダグラス・ヘンシュオールが演じ、その部下のサンディ・ウィルソン巡査をスティーブン・ロバートソンが演じてきました。ジミー・ペレス警部補と彼のチームが、シェトランド島で起こる事件を捜査し、解決に導くメインストーリーに加え、クローズドな環境で繰り広げられる人間関係や巧妙な伏線が注目を集めました。

そして、シーズン7では、「アグリー・ベティ」のアシュリー・ジェンセンが演じるルース・コールダー警部が新たな主人公として登場します！

シェトランド諸島のブレセイ島で、ウィルソン家の老婦人ミマが銃撃により死亡する事件が発生します。ミマは地元警察署のサンディ巡査の祖母で、偶然にもサンディが最初に現場を発見します。この報告を受けたジミー・ペレス警部がシェトランド署から捜査を指揮し始めます。ブレセイ島にはウィルソン家の親戚であるホールデン家も居住しており、質素なウィルソン家とは対照的にホールデン家は裕福に暮らしていました。

キャサリンと彼女の友人サリーはレイヴェンズウィックの海岸で行われていたパーティに出席していました。パーティの後、彼女たちは島で隠遁生活を送るマグナスの家を訪れます。マグナスは地元の人々に嫌われていました。その2日後、ジェス・コリンズが海岸でキャサリンの遺体を見つけます。キャサリンはジェスの娘キティのベビーシッターをしていたのです。この事件の捜査を担当するペレス警部は、19年前にレイヴェンズウィックで9歳の少女が失踪した事件との関連性に気付きます。

スケルウィックへの道で、イーヴィーとその友人たちは結婚を控え、シェトランドの古い風習に従い、自分たちと花婿を模した案山子を道端に置いていました。その頃、地元の記者ジェリー・マーカムは故郷へ戻る途中でした。町に到着したジェリーは、旧友のペレス警部を訪ね、一緒に酒場で過ごしましたが、その後、車ごと崖下に転落し、遺体で発見されます。彼の車には追突された痕跡がありました。

ペレスの故郷であるフェア島の鳥類研究センターで、彼の幼なじみドニーの息子アンガスの誕生日パーティーが開催されていました。翌日、そのセンターで監視員のアナ・ブレイクが死亡しているのが発見されます。死因はこめかみに受けた打撃による硬膜外血種でした。事件の時、センターにはアナの夫フランク、息子ジョー、スタッフのフィンレー、ピーター、ビル、そしてビルの妻テッサがいました。この事件を解明するため、ペレスは同僚のトッシュとともにフェア島へ向かいます。

ラーウィック行きのフェリーに乗っていたリアンは、デッキで2人の男性が激しく口論しているのを目撃します。口論が手に負えなくなり、若い男が突き飛ばされそうになったところを彼女が介入します。その後、彼女とその青年ロビーは一緒にお酒を飲み、仲良くなります。しかし、翌日ラーウィックに到着した際、ロビーがフェリーから下りる姿が見えず、彼は突如として行方不明になってしまいます。同じ頃、海岸で遊んでいたポールは、波が打ち寄せたラムネのようなものを口にして意識不明に陥ります。

崖下で見つかった遺体はマイケル・マグワイアと判明しました。彼の頭と心臓にはそれぞれ銃弾が1発ずつ撃ち込まれており、ペレス警部はこれがプロの仕業であると確信します。同じく銃撃を受けたリアンは病院に搬送されましたが、昏睡状態に陥っています。調査の過程で、マイケルが本名をマイケル・トンプソンといい、証人保護プログラムの下で島に来ていたことが明らかになります。この事実を踏まえ、ペレスはグラスゴーの組織犯罪対策課に足を運ぶことを決めます。

予定された便に乗っていなかったトッシュが無事発見されるものの、彼女は精神的、身体的に深いダメージを受けていました。一方、ペレスたちは「レベル9」というキーワードを追跡し、10年前にケリーという少女が店内で暴行された事件の調査を開始します。この過去の事件がマイケルの殺害事件の発端と関連している可能性が浮上していました。

若い女性の絞殺事件で終身刑を受けていた男性が、冤罪支援団体の助力により出迎えられました。この男性に対する判決には、彼のDNAが証拠品から検出されていたにも関わらず、それが十分に解析されなかった問題があり、そのため裁判は無効とされ、23年ぶりの再審が認められ彼は釈放されました。この結果、ペレス警部たちは事件の再捜査を行うことになり、証拠の再検討と新しい証言の確認作業を開始しました。

ベニーが攻撃されたという知らせを受けて、ペレス警部はすぐに病院へ駆けつける。ベニーは襲撃者がマローンであることを認めるものの、報復を恐れて正式な供述を拒否し、捜査に協力しない姿勢を見せる。この事態に対処するため、ペレスはマローンのもとを訪れ、彼がベニーの言ったことを全否定すると、ペレスは怒り、もし再び事件を起こせば自らが彼を刑務所に送ると厳しく警告する。

リジー事件の捜査が行き詰まる中、グラスゴーから重大犯罪捜査班（MIT）が派遣されてきた。MITは最初からマローンを犯人とみなして捜査を進めようとし、これにペレスはいら立ちを隠せませんでした。さらに悪化する事態として、サリーが殺された夜のマローンのアリバイが捏造されていたことが判明し、リジー事件との繋がりを疑うMITにより、サリー事件の捜査もペレスから奪われてしまいます。

シェトランドの浜辺で人間の腕が切断されて発見され、その腕からは人体を溶かす能力を持つ苛性アルカリ溶液が検出されました。また、別の場所では部分的に溶けたアフリカ系男性の頭部も見つかりました。これを受けてジミー・ペレス警部と彼のチームが捜査を開始します。監視カメラの映像を調査した結果、被害者の男性の名前が「ダニエル」であることが明らかになりました。

マックベイ・ホテルのオーナー、アーロン・マグワイアの居場所を探るため、ペレス警部と人身売買対策のサム・ボイドはアーロンの元妻であるクレアを訪ねます。クレアは人材派遣業を営んでおり、アーロンとは関係がないと断言します。しかし、彼女を尾行した結果、外国人労働者が住むアパートメントにたどり着くことになります。

ドイルが逮捕された際、彼の携帯電話には暗号化された番号からの通話記録がありました。この番号の解読を試み、彼が人身売買組織との連絡を取っていたことが明らかになります。ドイルによると、この暗号化された番号はマグワイアに属しており、身代金が支払われなければゼジが殺される恐れがあったと述べています。その中で、ジェイミーを連れ去ったオリビアの車が目撃されるものの、その行き先は特定できませんでした。

シェトランド諸島のメインランド島にある、弁護士アレックス・ガルブレイスの事務所前で、ドナ・キリックの釈放に反対するデモが行われていました。ドナは20年以上前に少女リジー・キルミューアを殺害した罪で長期間服役しており、現在は末期の肺癌を患って自宅での看取りを望んでいました。ガルブレイスはドナの弁護を担当していた弁護士です。デモの最中、リジーの姉ケイトがガルブレイスに接近して話を試みますが、彼に軽くあしらわれてしまいます。

ドローンが盗まれた現場で採取された血痕のDNA分析結果が出たところ、データベースにヒットし、20数年前に殺害されたリジー・キルミューアのDNAと一致した。これにより、血痕の主がリジーの姉ケイトか、モリーである可能性が浮上した。この情報を持ってキルミューア家を訪れたペレス警部が事実を伝えると、モリーがドローンの窃盗を認めた。ドナの釈放に怒りを感じていたモリーは、ケイトが何かしでかしたのではないかと心配していたのだ。

トッシュとペレスがモーリスのもとを再訪する。モーリスが最後に聞いたマリー＝アンの声は、彼女が姿を消した後に残された留守電のメッセージだった。マリー＝アンは地元で毎年開催される新年のパーティーに出席すると言い残して消えた。モーリスは彼女が最後に撮影された写真を見せ、その写真にはリン・ハリソンという名前の若い女性が写っていたが、ペレスたちは彼女が若い頃のシスター・キャロリンだと確信する。

ペレス警部はダンカンのドナ・キリックに対する自殺幇助に加担したとして査問を受けるが、証拠不十分でお咎めなしとなり、仕事に復帰する。そのころ地元では、若手コミック作家コナーの新作出版記念イベントが行われていた。主役のコナーは恋人のブリッドと言葉を交わしたあと、絵を描きに行くと言って中座する。一方、コナーの妹のアビーも途中で会場を後にして、友人のクラナと丘の上で怪しげな儀式に興じる。

ペレスたちはブリッド死亡事件の捜査を始める。遺体があった車からは、コナーものと思われる指輪が見つかった。また、ブリッドのアパートからはパソコンが消えており、何者かが窓をこじ開けた形跡があった。さらに、母親に聞き込みをしたところ、コナーのせいで娘が変わってしまったように感じていたとのことだった。ペレスはレイチェルを訪ね、指輪がコナーのものであることを確認する。

10代後半の頃、生活のために故郷のテキサスで麻薬を売っていたロイド。ある日、代金のかわりにカール・ゴードンズという男から腕時計を受け取った。しかし、その腕時計は強盗に遭って殺された警官のものだった。テキサスでは警官殺しは死刑とされている。ロイドは逃亡し、最終的にシェトランドへと辿り着いた。これがロイドの過去に関する隠された事実だ。ロジャーズとの接点が明らかになり、ペレスはロジャーズ殺害容疑でロイドを逮捕することを決意する。

ロンドンの夜、23歳のエレン・クインは経済的困難から同居人と共謀し、ギャングの会計士であるフィリップ・レミの自宅で昏睡強盗を行う。彼らがレミのマンションで価値ある物を探しているとき、ジョン・ハウエルとルーカス・ノヴァクが現れる。この組織はドラッグ取引から大きな利益を得ており、レミが実は首都警察の情報提供者であることが判明したため、ハウエルとノヴァクに彼の抹殺を命じていたのだ。ノヴァクがレミを射殺する場面をエレンが目撃してしまう…

エレンの遺体が発見された現場に、不気味なワラ人形が残されていました。このワラ人形は、誰かが警察の封鎖線を潜り抜けて置いたものと考えられます。キーランとステラが現場でエレンの遺体を調べている間、トッシュとルースは彼らにワラ人形の画像を見せ、その人形が以前ジェーン・ノックスという女性によって作られたものだと説明します。ジェーンとその夫は、ステラの故ある父と農地取引を巡って対立していました。トッシュとルースがこの情報を基にノックス家を訪れた時、彼らは…

トッシュは、エレンが一時的にヘザーに代わってサダト家で清掃の仕事をしていたことを突き止めていました。彼女がアクマルの突然の溺死を知り、それが彼女の精神的不安定の原因になったのではないかと考えていますが、サダト家のアジーアと彼の妻ファリダはこれを否定します。一方、ルースはカルの遺体を確認した後、帰りの車内でカルからの留守電を聞き、それに動かされてボビーを訪ねます。また、トッシュに対して検事のハリーから、サダト夫妻への今後の聴取は弁護士を介して行うようにと厳命されます。