インヴィジブル～遺体身元特定チームの配信・どこで見れる？

【日本初放送決定】「クリムゾン・リバー」のプロデューサーたちが手掛ける新たなクライムシリーズ、「インヴィジブル」が登場。このシリーズでは、身元不明の遺体の捜査を専門とするチームが限られた時間の中で事件の真相と遺体の身元を明らかにしていきます。

■ 2021年よりフランスのテレビ局France2で放送され、エピソード平均280万人の視聴者を獲得したこの人気シリーズは、日本で初めて独占放送されます。身元不明の遺体が関係する事件を専門に扱うチームが、7日以内に身元を特定し、共同墓地に送られるのを阻止するために奔走します。

■ ダリウス警視をリーダーに、裕福な家庭から来た新人警部補ラコルデリー（通称：女公爵）、厳しくも愛情深いマリジョ警部、元ボクサーのベン警部補など、個性豊かな4人のメンバーで構成されたチームが、各エピソードで未知の遺体の捜査を展開します。捜査と平行して描かれる人物の日常生活が絡み合い、予測不可能な結末へと導かれます。

■ 製作は、「クリムゾン・リバー」のサビーヌ・バルテレミが担当。脚本は元警察官で小説家のオリヴィエ・ノレックを筆頭に、フランスのクライムドラマで知られるクリスチャン・ムシャールやパトリック・トリンガーリが参加。緻密に計算されたプロットが視聴者を魅了します。

■ 主演は「Profilage」で知られるギョーム・クラモワザンがダリウス役、ナタリー・セルダがマリジョ役を演じ、「アート・オブ・クライム」からデボラ・クレーがラコルデリー役、そして「ニュールック」のクエンティン・フォーレがベン役で出演しています。

警視ダリウス率いる遺体の身元特定チームは、署内でも異色の存在。遺体の共同墓地行きを阻止するため、7日以内に身元を特定しなければならないという厳しいタイムリミットに挑む。

ある日、ミランの森の近くで、顔をひどく損傷した身元不明の遺体が発見される。ダリウスたちは、あらゆる作戦やツテを駆使して捜査を進めていくが、手がかりは掴めず、捜査は行き詰まる。

そんな中、ある遺品を手掛かりに訪れた支援施設で、ボランティアの少女エマから得た情報が、事態を大きく進展させる。エマの言葉に秘められた真実とは？

ダリウスをはじめ、チームメンバーはそれぞれ個性豊かで、独自の能力を持つ。ベテラン刑事のマリジョ、元ボクサーのベン、冷静沈着な分析官のラコルデリー。彼らは時に衝突しながらも、協力して謎に迫っていく。

シカモア通りの近くの墓地で、20代女性の遺体が発見される。遺体は特徴的な埋葬布に包まれており、その姿は女公爵に衝撃を与える。なんと、その遺体は女公爵自身に驚くほど似ていたのだ。

愛する者を失った悲しみに暮れる女公爵は、事件の真相を暴くために自ら捜査に乗り出すことを決意する。しかし、ベテラン刑事のマリジョは、女公爵の身分や感情に流されず、厳格な捜査を貫こうとする。女公爵の熱意とマリジョの厳格さは衝突し、二人は対立してしまう。

女公爵は、遺体が包まれていた特徴的な埋葬布を手掛かりに、業務用クリーニング店を独自に調査し始める。一方、検視で発見された薬を手掛かりに捜査を進めていたダリウスたちは、ある薬局の監視カメラ映像から遺体の身元を特定することに成功する。

建設現場とパッヘルベル埠頭の海中から、同一人物の足が片方ずつ発見される。検視の結果、50代男性と推定される遺体は、“パッヘルベル”と名づけられる。しかし、首や胴体は見つからず、パッヘルベルの死は謎に包まれる。

その後、次々とパッヘルベルの遺体の一部がゴミ袋に入った状態で見つかり、メディアは犯人を“ゴミ箱の解体魔”の名で報道する。市民は恐怖に陥り、街は騒然となる。

世間の注目が高まる中、市民から寄せられる多くの情報に翻弄されるダリウスたち。しかし、捜査は難航し、犯人に関する手がかりは掴めない。

城塞付近の橋の下で、ウェディングドレスを着た女性の身元不明遺体が発見される。奇妙なことに、ドレスの下には水着が着用されていた。不審な点が多い遺体は、発見現場の城塞にちなんで“シタデル”と名づけられる。

シタデルの髪に絡まっていたスイレンの花びらから、遺体の遺棄場所を特定したダリウスたちは、怪しい貸船を見つける。貸船の船主は、シタデルと最後に会話をした人物として浮上する。

捜査の一環でドレス専門店を回る中、ベンの正式な結婚を知った女公爵は、システラの部隊への異動を考えているとダリウスに打ち明ける。ベンの妻となったことで、捜査への集中力が欠けると判断した女公爵は、新たな道を選ぼうとしていた。

歴史あるコルドリエ砦で、女性の遺体が発見される。遺体の年齢層や、絞殺後にガソリンで焼かれている点から、連続殺人犯“焼棄魔”による犯行の可能性が浮上する。

焼棄魔を長年追ってきたシステラたちは、ダリウスの部隊と共同で捜査することに。しかし、女公爵が加わったシステラの部隊は、雑用係として扱われ、捜査の中心から遠ざけられていた。

これまでの焼棄魔とは微妙に違う犯行の手口に、捜査陣は違和感を覚える。果たしてこれは、焼棄魔の真似事なのか、それとも新たな犯人による犯行なのか？

ダリウスの旧友ディエゴからの依頼で、身元特定チームが古城シャトー・ガレンヌに集まる。かつて仲間たちとサマーキャンプを楽しんだ思い出の古城で、ディエゴは居間の改修を企画していた。しかし、改修作業中に壁の中から遺体が発見され、古城は一瞬にして不穏な空気に包まれる。

遺体の調査と管理人の日誌から、遺体はディエゴたちが参加していた1995年のサマーキャンプ中に遺棄されたものと判明する。当時の仲間たちの中には、すでに他界している者もいた。過去の因縁が交錯する中、互いへの疑惑が渦巻き、捜査は難航していく。

事件の真相を暴くため、ダリウスはかつての仲間たちと向き合うことになる。しかし、過去の出来事やそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、友情と真実の間で葛藤を余儀なくされる。