ヴェラ～信念の女警部～シーズン13の配信視聴方法は？

アン・クリーヴスの名作を原作とする英国の推理小説界の至宝。2011年に英国のITVで放送がスタートし、シーズンが進むごとに視聴者を増やし、現在ではITVを代表する看板ミステリーシリーズとなっている。舞台はイングランド北東部で、厳格な上司である刑事ヴェラが部下たちと共に事件を解決していく姿が描かれる。

主人公ヴェラを演じるのは、OBE（大英帝国勲章）を持つ名優ブレンダ・ブレシン。彼女は仕事中毒で、事件捜査に没頭する日々を送っている。時には辛辣な言葉を浴びせたり、部下のプライベートに干渉したりすることもあるが、それは彼女が捜査に情熱を注いでいる証拠だ。彼女の情熱に理解を示す署内のメンバーたちとの絆は深い。

最新のシーズン13では、ジョー・アシュワース刑事役のデヴィッド・レオンが10年ぶりに復帰することになる。

人けのないコリングウッド記念碑で、ジム・トゥルマンが撲殺された。彼は翌日の若者暴行事件の裁判で、加害者のマーカスに不利な証言をする予定の目撃者だった。ヴェラはこの事件がマーカスに関連していると見て、マーカスの血気盛んな兄や、マーカスを有罪にしようと強く主張する被害者の姉モニカを容疑者として調査を始める。

ディズリー国立公園の広大な敷地と美しい自然の中で、女性の遺体が見つかりました。遺体にはいくつかの傷や打撲痕がありましたが、特に目立つ外傷はありませんでした。この女性は散策中の旅行者と思われ、なぜか靴を履いておらず、手荷物も見当たりませんでした。しかし、唯一身に着けていたバスの乗車カードから身元が判明しました。女性の名前はアンジェラ・コナンです。ヴェラは捜査を開始し、アンジェラが働いていた場所でのトラブルに焦点を当てます。

港にてコンテナトラックが急に発進し、現場責任者のゲイリー・マロンが車に轢かれるという事件が起こりました。その後、放置されたトラック内からヘロインが発見され、犯罪には組織的な背景があるとヴェラが推測しました。調査を進めるうちに、国家犯罪対策庁のルシアが注目していたウェブリー家の犯罪ネットワークの存在が明らかになります。一方、ゲイリーの元配偶者ケリーは、自分の息子ジョーが失踪していると警察に報告しました。

ウェルストゥッド岬の崖の下で、40代の女性教師リジー・スワンの遺体が見つかりました。警察は現場に他の人物の存在を感じ取り、ヴェラ警部は事件と事故の線で捜査を進めることにしました。初期の捜査で疑われたのはハッサンで、彼は学校で息子がリジーに虐待疑惑をかけられ、彼女を恨んでいたとされています。リジーの家族には、農業を営む夫フィル、彼の母、そして娘たちのファーンとザーラがいます。リジーは死の数日前に仕事を停められていましたが、この事実を家族からは隠しており、その間、彼女の行動は謎に包まれていました。

人里離れた採石場で焼け焦げた車が見つかり、中からは医師ルーシー・ヨーの遺体が確認された。ルーシーの夫、ロブによると彼女は前夜、緊急患者のために呼び出されたとのことだが、病院の記録ではそのような事実は確認できず、ルーシーが何らかの秘密を抱えていた疑いが浮上する。ヴェラ警部は、ルーシーの過ちにより母を失ったと主張するパットを含め、彼女に恨みを持つ可能性のある人物を捜査対象として注目している。

ある朝、識別不能の女性の遺体が見つかった。この女性は地元の企業で働くリサ・ミルワースであり、彼女は前夜の会社のパーティーから早退して職場に戻った後に殺害されたことが明らかになった。その夜、リサのオフィスに侵入者がいたことが判明している。リサの夫リーと娘サムによると、そのオフィスには大量の現金が保管されていた。これを知ったヴェラは、侵入者が現金を狙ってリサと遭遇し、その結果、彼女を殺害したと推理する。そして、この仮説を基に容疑者の特定に向けて捜査を進める。

ある週末、セーリングクラブに通っていたフランクがボートの上で遺体となって発見された。彼は地元の市役所に勤める職員だった。妻のジュリア、友人夫妻、職場の同僚たちは彼を慕っていたが、当日の彼の行動について詳しく知る者はいなかった。しかし、携帯の記録から、彼がある女性と頻繁に連絡を取っていたことが明らかになった。その女性の家を訪ねると、出迎えたのは彼女の夫ニテッシュだった。

週末の朝、ニューカッスルの路地裏で、一人のホームレスの遺体が発見された。彼は地域の支援施設「市民センター」でボランティアをしていた退役軍人のコンネルだった。彼と親しかったホームレスのトニーや、市民センターの運営者スティーブは、それぞれコンネルとの間にトラブルを抱えていたようだ。ヴェラがコンネルの妻ケイトの家を訪ねると、そこには娘のベイリーと、ケイトの現在のパートナーであるリヴがいた。

モーガン署に勤務していた警察官、ジョエル・キングストンの遺体が公園の池で発見された。犯行現場の状況から、個人的な動機による犯行と推測したヴェラは、ジョエルに恨みを持つ人物を調査し始める。浮かび上がった容疑者は、事件前夜に家庭内暴力を制止されたディーン・レノンと、ジョエルの相棒ナズを差別したとして訴えられていた同僚のゲイリー・シッカートだった。

ある嵐の夜、ヴェラは無人の車に置き去りにされた赤ん坊を発見する。さらに、その近くにあるヴェラの親戚が所有するブロックバーン・エステートで、赤ん坊の母親ローナの遺体が見つかった。若いシングルマザーだったローナの交友関係には謎が多く、赤ん坊の父親が誰かも周囲には知られていなかった。捜査が進む中で、ローナに車や引っ越し資金を提供していた初老のロナルドや、美術教室の教師ジョシュアが容疑者として浮かび上がる。

ホーリー島のある家で、タレントのリック・ケルサルが首をつって死んでいるのが発見された。現場に不審な点が多かったため、ヴェラは自殺ではなく他殺と見て捜査を開始する。リックは高校時代の友人4人と集まっていた晩に亡くなっており、その場に居合わせた旧友たちが容疑者として浮かび上がる。また、リックの元妻シャーロットの父親は犯罪組織に関与している人物であり、リックが大きな事件に巻き込まれた可能性も考えられる。

ベンサム橋で、ひき逃げ事件の被害者として若い男性の遺体が発見された。その男性は、市場の青果店の息子であるダニー・メドンだった。事件当日、彼は市場仲間と町で飲んでおり、午後9時頃にパブを出たが、その後の動向が深夜まで不明だ。捜査には、逃げ去った車のグレーの塗料と現場に残されたヘッドライトの破片が手がかりとなっている。市場関係者の話によれば、ダニー親子と犬疑いのあるイアンの間には確執があったが、捜査の過程でダニーの行動が暴かれることとなる。

ハイキングコースを横切る列車の歩行者専用踏切の近くで、若い女性の遺体が発見された。彼女はギャビ・フィッシャーということが、彼女の携帯電話から判明した。緊急連絡先に登録されていたヘレンによれば、ギャビは親から見捨てられており、家を失っていたという。ヘレンとギャビは家族同然に仲が良く、親密な関係を築いていたが、ヘレンの息子ジョナサンは、ギャビの存在が原因で父親が家を去らなければならなくなったことを恨んでいるようだ。

フィッシュ＆チップス店の共同経営者であるスコットが、店の冷凍庫で遺体として発見された。検視の結果、致命的な傷が２つ見つかり、複数人による犯行の可能性が浮上している。スコットは成功した実業家であり、家庭的な人物と思われていたが、捜査が進むにつれて、彼が多額の借金を抱えていたことや、複数の女性との関係が明らかになった。ヴェラはスコットに裏切られた関係者に疑いの目を向けるが、真相は複雑なものとなるだろう…。