リモート・バディ～3000マイルの遠隔捜査の配信視聴方法

殺人課の刑事、テスは遺伝性の病で視力が低下し、そのせいで捜査中に相棒を危険にさらし、誘拐犯を逃すというミスを犯してしまう。医師から失明を宣告され、相棒のジェイクには事情を告げずに仕事を辞めることに。現実を受け止めきれないテスは、親友の大学教授、マットの勧めで視覚ガイドアプリ「アイズアップ」を使い始め、遠く離れたニューヨークにいるガイド、サニーの協力を得ながら再び誘拐事件の犯人を追おうとするが…。

かつて担当していたひき逃げ事件の被害者ハンナがこん睡状態から目覚め、テスは犯人の手がかりをつかむようサニーに促される。ジェイクの新たな相棒レオもテスのいない間に捜査を進めようとするが、彼は手詰まりと判断して事件を切り捨て、ジェイクが引き継ぐことに。調べを進めるうちに驚くべき事実が浮上し、テスは潜入捜査に乗り出す。一方、テスの親友マットは、視力を失いつつあることをジェイクに打ち明けるよう勧める。

テスは行方不明になっている弟ルーカスを捜すため、情報を集めていた。その際に身元不明の若い男性の遺体が橋の下で見つかったことを知る。レオは自殺と決めつけるが、ジェイクは現場の状況からその判断に違和感を覚える。テスは遺体がルーカスではないと聞いて胸をなでおろしたものの、男性を不憫に思い、遺体の身元を突き止めようと決意する。そしてサニーに案内を頼んで事件現場に出向き、目撃者がいないか調べるが…。

テスの家に弟のルーカスが泊まるが、手助けどころかボヤ騒ぎを起こして帰っていく。その後ミアと会い、テスは白杖のテクニックや視覚障害者としての心得を教わる。ある日ベネットに呼ばれたテスは、殺人課に復帰できることを期待して赴くが、別の部署に異動させると告げられ落胆。そんな中、女性配達員が仕事中に殺害された未解決事件を知り、見過ごされてきた手がかりをつかむべく、テスは白杖を手にサニーと捜査に乗り出す。

テスも利用する大学のキャンパス内にあるプールで女子水泳チームのコーチが遺体で発見される。彼女はマットの同僚で、よき友人でもあった。警察の民間コンサルタントとして初の捜査協力要請をジェイクから受けたテスは、サニーの力を借りながら一緒に水泳チームのメンバーを調べ始める。一方、カイはサニーに改装の手伝いを申し出るが、部屋に人を入れたことのないサニーはカイに惹かれながらも返事を迷っていた。

ルーカスが深夜にアパートを訪れ、テスを驚かせる。彼は顔にケガを負っており、ある男性とケンカしたせいだと説明する。ベネットから緊急連絡を受け、テスが事件現場のアトリエへ赴くと、画家の刺殺体が横たわっていた。さまざまな手がかりをたどるうち、なんとルーカスが容疑者の１人として浮上する。テスは殺人課への忠誠心と、唯一の家族を守る使命感との間で揺れ動く。サニーは部屋にカイを招き、過去の出来事を思い出す。

テスは署長からの要請を受け、殺人容疑をかけられたなじみの情報提供者、ヴィクターを逮捕すべくレオと張り込みに出かける。無事ヴィクターを逮捕したテスたちだったが、レオの古巣である風紀犯罪班の刑事たちが突如メトロ警察にやってきて、ヴィクターを引き渡すよう求める。そんな中、ヴィクターが取調室で倒れ、謎の死を遂げる。死因は毒殺であったことから、テスたちを含め部署内にいた全員が容疑者となり…。

テスとサニーは、売却準備中の豪邸で不動産業者が殺害された事件を捜査する。容疑者として浮上したのは、被害者の上司であるザックだ。テスは彼と婚約中だと言うフィービーにも話を聞く。事件を追う中で、テスはサニーが無断でジェイクのＩＤとパスワードを使って機密ファイルにアクセスし、過去の未解決事件を調べていたことを知る。一方サニーは、彼女の父親に頼まれたとして自分の様子をうかがいに来るカイを怪しんでいた。

サニーは２人組で大陸横断旅のライブ配信をする人気インフルエンサーの失踪事件に夢中。サニーに疑念を抱いているテスは、この事件の解明に協力することでサニーの気を緩めさせ、彼女の素性を探ろうとマットと共に画策する。インフルエンサーの行方を調べていたテスたちは２人の配信に不審な点を見つけ、さらなる真相を求めロードトリップへ出る。道中、３人で会話をしながらサニーの個人情報を引き出そうとするが….。

サニーが偽名を使っていたばかりか、殺人事件の第１容疑者であることを知ったテスは、彼女を強く拒絶する。サニーはテスに身の潔白を信じてもらおうと、カイと共に試行錯誤する。しかしそのためには、広場恐怖症の元凶となった残虐な事件を思い出さなければならない。テスは今や廃虚と化した犯行現場に赴き、事件にまつわるサニーの鮮明な記憶を呼び起こそうとする。しかし２人を待ち構えていたのは、あまりにも強大な敵だった。